書評・映画評【書評】 渡辺米英(2012)『無印良品 世界戦略と経営革新』商業界(★★★★) 本書を、良品計画の事業の歴史と重ね合わせて読んでみた。本書の評価はなかなか難しい。というのは、無印良品の国内事業を立ち上げた創業メンバーを、個人的に知っているからである。彼らが、1990年代の起業時と2000年代の事業の転換点で苦闘していた...2012.03.28書評・映画評
書評・映画評【映画評】 「MY WAY: 12000キロの真実」(★★★) 年末からの風邪が悪化して、自宅待機である。熱はないので寝込むほどではないが、本日の米沢行は見送ることにした。山形プレミアム弁当の「試作品(春バージョン)」が完成している。学生たちは評価会のために、山形新幹線つばさ号に乗っているはずである。2012.01.06書評・映画評
書評・映画評【書評】 シーナ・アイエンガー『選択の科学』文藝春秋(★★★★★) 学生の課題図書に指定し、友人たちに強力に推奨していながら、本書を読み終えられないでいる(あと2章)。今年読んだ本(刊行は昨年度)の中で、もっとも印象的な書籍である。著者はビジネススクール(コロンビア大学)で教える盲目の女性心理学者。研究者と...2011.12.19書評・映画評
書評・映画評【書籍紹介】 P・F・ドラッカー(1996)「第13章 組織の文化」『現代の経営』ダイヤモンド社 夏休みに中棚荘に持参したものの、いまだ机の上に放置されていたドラッカー本を、「勤労感謝の日」に読み終えた。1954年初版で、いまや経営者にとって聖典となっている『現代の経営』である。星を打つことなど無意味であろう。2011.11.28書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】パコ・アンダーヒル(2011)『彼女はなぜ「それ」を選ぶのか?:世界で売れる秘密』早川書房(★★★★) 全米ベストセラーとなった『なぜこの店で買ってしまうのか:ショッピングの科学』の著者による、女性の行動観察記録である。女性という種の台頭により、ビジネスの世界がどのように変わりつつあるのかを解説した本である。小売サービス業の経営者必読の書であ...2011.11.10書評・映画評
書評・映画評書評: 渥美俊一(2011)『チェーンストアの計数管理:流通業のための数字に強くなる本』ダイヤモンド社』 渥美先生の最後の書籍である。チェーンストアエイジに連載されていた原稿を、弟子の梅村さんがまとめたものである。感慨が深い。JRCの機関誌『流通情報』最新号に掲載されている。2011.09.10書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】正垣泰彦(2011)『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』日経BP(★★★★) 渥美先生が生きていらしたら、正垣会長の本をどんなに喜んだことだろうか? 渥美先生がペガサスクラブで教えてきたことを、そのまま実践しているからだ。誰よりも忠実に、渥美理論の通りに店舗と商品を作ってきた結果が、今日のサイゼリヤの姿である。2011.08.18書評・映画評
書評・映画評正垣泰彦会長(サイゼリヤ)の本を読んでいます。かなりおもしろい! 『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』のタイトルが刺激的だ。自社の商品について、これほどはっきりと言い切った経営者を見たことがない。1976年~82年まで、市川市に住んでいたわたしは、サイゼリヤ2号店(本八幡駅北口)...2011.08.18書評・映画評
書評・映画評書評:波頭亮・富山和彦(2011)『プロフェッショナルコンサルティング』東洋経済(★★★) 有名な経営コンサルタント(波頭氏)と企業再生請負人(富山氏)の対談集に対して、★3つは、ちょっと厳しい評価かもしれない。内容は悪くないのだが、わたしのシビアさは、つぎの二つの点を反映したものである。2011.08.07書評・映画評
書評・映画評書評: ヤンミ・ムン、北川知子訳(2010)『ビジネスで一番、大切なこと ~ 消費者のこころを学ぶ授業』ダイヤモンド社(★★★★) 昨年8月にダイヤモンド社から発売されたベストセラー本である(6刷)。学部生に、6月の課題図書として感想文を書かせてみた。著者は、ハーバード大のマーケティング教授である。残念ながら、彼女の論文は読んだことがない。原題は、"Different"...2011.07.25書評・映画評