書評・映画評【書評】保坂正康(2025)『なぜ日本人は間違えたのか:真説・昭和100年と戦後80年』新潮新書(★★★★★) 太平洋戦争と戦後の80年間について、自分の理解がまちがっていることに気づいた。本書は、わたしの無知蒙昧について猛省を促す書籍だった。この国には、保坂氏のような素晴らしいジャーナリストがいるのだ。自分の理解度に不安があったので、本書を3度読み...2025.11.01書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】三宅香帆(2025)『「話がおもしろ人」は何をどう読んでいるか?』新潮新書(★★★★) 土曜日の日経新聞では、書評欄を読むことを楽しみにしている。おもしろく鮮度が良い本を探すのに書評のコメントを使っている。書評の解説や要約でおもしろそうな匂いがすると、アマゾンで瞬時にポチをしている。 文芸評論家の三宅さんの本もその一冊だった...2025.10.26書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】酒井麻衣子著(2025)『顧客視点のサービス・リレーションシップ』千倉書房(★★★★★) 愛弟子の元院生が著わした分厚い研究書(300頁超)を、2日前に読了した。本書は、中央大学商学部の酒井麻衣子准教授の初めての単著である。法政大学で博士号を取得したばかりの酒井さんに、「ドクター論文をまとめて書籍化しておいた方がいいよ」とアドバ...2025.10.21書評・映画評
書評・映画評【書評】真田純子(2023)『風景をつくるごはん:都市と農村の真に幸せな関係とは』農文協(★★★★) 山本朝子先生から、展示会(BIOFACH2025)の会場で本書を渡していただいた。葛飾の自宅と東京ビッグサイトの往復時間を使って、本書を読み終えた。読みにくい本ではないのだが、雑誌に連載した記事をまとめているせいなのか、全体の構成がややわか...2025.10.02書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】平川大計(2025)『逆転の”最弱商材”、豆腐屋のブランディグ』幻冬舎(★★★★★) 10日ほど前に、一通のメールをいただいた。送信者は、遙山俊寛(はるやま としひろ)さん。インスタなどのフォロワーさんで、これまで拙著を何冊か読んでいただいている。住職さんで、お寺は、佐賀県高雄市にある曹洞宗紫雲山永林寺。第25代目のご住職で...2025.09.11書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】安藤徳隆+武居智久(2025)『日清食品をぶっつぶせ:自ら創造し、自ら破壊せよ』日経BP社(★★★★+★) 日清食品の創業家3代目、安藤徳隆氏の初めての書籍になる。徳隆氏は、1977年の生まれで、今年48歳。創業家が事業承継するタイミングは、いまは30代後半から40代前半だから、38歳の社長就任は脂が乗り切っていた年齢である。 現在は日清食品ホ...2025.09.07書評・映画評
書評・映画評【新刊紹介】ジャッキー・ビギンズ著/夏間大訳(2025)『人間には12の感覚がある:動物に学ぶセンス・オブ・ワンダー』文藝春秋(★★★★★) こんなおもしろい本が、世の中にあったのか! 先々週の土曜日に、『日本経済新聞』の書評欄で見つけた本だった。人間には、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5感があることは知られている。これに直感をプラスして「第6感」と分類することもある。しかし、ア...2025.09.02書評・映画評
書評・映画評【自著の紹介】毎日新聞「ブックウオッチング」(2025年7月29日)、拙著『ローソン』(PHP研究所、2025年) 少し前のことになる。ブログに投稿することを忘れていた新聞記事あった。『毎日新聞』の「ブックウオッチング」(書籍の紹介・書評欄)で、拙著『ローソン』(PHP研究所)が取り上げられていた。ローソン広報部長の楯さんから、その日に知らされていた有料...2025.08.22書評・映画評
Research & Reports【寄稿文】「ローソン竹増改革と『コンビニ3.0』の発見」『DIY会報』(2025年夏号) 年に2回(新年号と夏号)、『DIY会報』に5千字ほどの論考を連載している。今回は、4月に刊行した『ローソン』(PHP研究所、2025年)を上梓した後に着想した「コンビニ3.0」という概念と、それを発見したローソン竹増貞信社長の改革についてま...2025.08.08Research & Reports
書評・映画評【書評】岩尾俊兵(2023)『日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか』光文社新書(★★★) 本書は、2日前に光文社の編集者の方から、神田小川町のオフィスで手渡していただいた著作である。若い著者の名前を種々のメディアで見かけていたので、専門分野は異なるが期待して読んでみた。本日は日曜日。一件の外出がキャンセルになったので、午後の3時...2025.07.06書評・映画評