書評・映画評【良書紹介】高田裕美(2023)『奇跡のフォント』時事通信社(★★★★★) 本書の初っ端(はしがき)から、驚きの事実を知ることになった。教科書が読めない(文字を正しく、疲れずに読めない)子供たちが5~8%程度、例えば、35人学級だとクラスに2~3人はいるという事実である。 専門用語では、「ディスクレシア」(発達性...2025.04.27書評・映画評
Research & Reports【インタビュー】『理念経営LaboPHP』(2025年7月号)と『Japan Innovation Review』(2025年?月 2日続けて、インタビューの依頼を受けた。PHP研究所の機関誌『「実践」理念経営LaboPHP』(4月15日)と『Japan Innovation Review』(JBPress、4月14日)からだった。どちら、ローソンのイノベーションに関わ...2025.04.16Research & Reports未分類
書評・映画評【新刊紹介】田川伊吹(2025)『宮司の経営』クロスメディア・パブリッシング(★★★★) 3日前のこと。本書の表紙画像が、わたしのスマホ画面に忽然と現れた。近頃は、こんなことがしばしば起こる。大量の個人データベースがグーグルやヤフーに格納されるらしく、AIという名の大規模データベースから、わたしたちの検索文字の傾向などを解析して...2025.04.15書評・映画評
Day Watch【逆張りの経営戦略】ローソン竹増改革の本質 昨日をもって、拙著『ローソン』の原稿がわたしの手から離れた。3月10日に見本刷りができあがってくるのを待つだけである。ローソンの本については、3月に2件、4月に1件の講演依頼が来ている。いまは、そのための準備を始めている。 ローソンの現役...2025.02.26Day WatchResearch & Reports
Day Watch【新刊紹介】会計学は、学生時代の「トラウマ科目」(辻山栄子編著(2025)『財務会計』中央経済社) 大学院の大先輩、早稲田大学名誉教授の辻山栄子さんから、500頁を超す大著が送られてきた。献本用の包みの封を切ると、小包から飛び出してきたのは「財務会計」のテキストブックだった。学部時代に、専門科目で唯一「C」評価をもらったのが「会計学」であ...2025.02.09Day Watch書評・映画評
書評・映画評【書評】柚木麻子(2021)『らんたん』小学館(★★★★★) 友人の石川純一さんから、彼が車を運転しながら聞いたという小説を、わたしは紙の本で読んでみた。「音読もいいもんですよ」が、石川さんからの推薦の言葉だった。わたしには、本を聴く趣味はない。500頁の分厚い本を入手して、日曜と月曜にページめくりに...2025.01.27書評・映画評
Research & Reports【寄稿文】「『野の花産業』の静かな拡大」『DIY会報』(2025年新春号) 15年ほど前から年2回(夏と冬)ほど、「日本DIY協会」から寄稿の依頼が来る。協会の『DIY会報』に、今回はいつもとはちがうタイプの論考を書いてみた。題して、「野の花産業の静かな拡大」。ここで言う「野の花」とは、温室ではない露地栽培されてい...2025.01.14Research & Reports
書評・映画評【書評】石井淳蔵(2024)『岡田卓也の時代:公器の理念が支えた静かなる流通革命』(★★★★★) 本書は、著者の前著『中内㓛』に続く、戦後流通革命を先導した企業家の評伝、第二弾になる。第1章「岡田ジャスコを見る二つの視点」の導き(ガイド)にしたがい、「商人思想史」と「比較企業者史」の2つの視点から、本書を読み進めてみることにした。2025.01.12書評・映画評
書評・映画評【書評】恩田達紀(2024)『米国の再興戦略・分析レポート2024』日経BP(★★★★) 本書は、友人の恩田さんが書いた2冊目の米国政治経済分析レポートである。前著『米中冷戦がもたらす経営の新常識』(日経BP、2023)もよく売れていた。それに続く本書は、レポート形式での出版になった。なんと!お値段が一部で33万円!日経BP社は...2024.12.22書評・映画評
書評・映画評【書評】ピーター・ターチン著/濱野大道訳(2024)『エリート過剰生産が国家を滅ぼす』河出書房(★★★★★) 『日本経済新聞』の書評欄(11月23日)で紹介されていた書籍だった。気になったので、書評を読んでその日の人のうちに注文をした。実におもしろい。 本書を読めば、最近起きた2つの政治的な事象に納得がいく。米国大統領選でトランプが再選されたこと...2024.11.29書評・映画評