書評・映画評

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【映画の紹介記事】「オッペンハイマー、アメリカと原爆」『ニューズウイーク日本語版』(2024年4月16日号)

この雑誌はときどき、わたしの脳みそに激しい刺激する。映画の紹介文なども、そのうちの一つだが、今回は特集記事になっている。  映画の主人公、オッペンハイマーは、米国人の物理学者。彼を有名にしたのは、原子爆弾を開発したマンハッタン計画に参画した...
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【書評】杉本貴司(2024)『ユニクロ:柳井正と同志たち、その悪戦苦闘の物語』日本経済新聞出版(★★★★)

一昨日の夕方のことである。神田小川町の事務所に一冊の本が届いていた。  表紙が真っ赤で、見慣れた白抜きのロゴ。本のタイトルは、「ユニクロ」。デザイン装丁は、佐藤可士和さん。著者は、日本経済新聞編集委員の杉本貴司さん。奥付けをみると、孫さんの...
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【新刊紹介】正垣泰彦(2024)『サイゼリヤの法則:なぜ自分中心をやめると、ビジネスも人生もうまくいくのか?』(KADOKAWA)

本書は、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏の2番目の著書である。最初の本『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』(日経BP、2011年)は、発売直後の2011年8月に、学部ゼミ生たちの課題図書に指定した。  はじめの30頁...
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【新刊紹介】三宅宏(2024)『世界はマーケティングでできている』総合法令出版(★★★★)

本書の「はじめに」で、懐かしいエピソードを見つけた。著者の三宅宏さんの師匠で、わたしも若いころにお世話になった村田昭二先生の言葉である。「マーケティングとは何か?」という根源的な問いかけに対して、慶應義塾大学(当時)の村田先生(故人)の答え...
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【書評、新刊紹介】江尻義久(2023)『最旬のファッション、最速の決断、最高の満足』ダイヤモンド社

2008年に、日本ショッピングセンター協会が主催するセミナーの講師として、ハニーズの江尻義久社長(当時、現会長)をお招きした。あれから、江尻会長とは15年のおつきあいになる。2009年に出版した拙著『マーケティング入門』(日本経済新聞出版社...
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【良書、紹介】弘中惇一郎(2021)『生涯弁護人:事件ファイル1』講談社(★★★★★)

先週、関西出張に向かう新幹線のぞみ号で、新大阪まで移動中に「はじめに」と「あとがき」を読んだ。全体の概要を把握した後で、第一章「国策捜査との闘い」(村木厚子氏)を帰路に読み終えた。壮絶ながら、筆者の淡々とした筆致に感心した。地頭がいい人とは...
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【新刊紹介】山口周(2023)『武器になる哲学:人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』KADOKAWA(★★★★)

元コンサルタントが書いた哲学書である。本書は、実は哲学の入門書でもガイドブックでもない。ターゲットは、意識高い系の企業人である。わたしは学生時代に哲学書を読まなかったが、哲学がなんとなく仕事に役立ちそうだと思っていた。わたしのように好奇心か...
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【書評】酒井敏(2023)『カオスなSDGs、グルっと回せばうんこ色』集英社新書(★★★★)

京大の先生らしくない!なんとも下品なサブタイトルだ(笑)。たしかにSDGsの絵具17色をまぜれば、うんこ色になるだろう。それでも、中身はおもしろい。本書がおもしろい理由は、突き詰めて考えると、わたしも「SDGs」という言葉があまり好きではな...
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【書評】吉野源三郎(2017)『君たちはどう生きるか(新装版)』マガジンハウス(★★★★★)

宮崎駿のアニメ作品は、本書と同じタイトルが与えられている。読み方にもよるが、宮崎アニメは原作者(吉野源三郎氏)の作品や思想をなぞっているわけではない。別物である。本書の初版は、昭和12年(1937年)に刊行されている。いまとなっては確かめよ...
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【書評】藤原辰史(2018)『給食の歴史』岩波新書(★★★★★)

お盆明けの土・日で、藤原辰史著『給食の歴史』(岩波新書)を読んだ。第二次世界大戦後、日本人とくに小学生の味覚に影響を与えた学校給食のはじまり(+戦前の給食前史)と歴史的・運動史的な意味を、文献とインタビューで構成した良書である。この本の存在...