書評・映画評

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書籍紹介: 高田朝子(2010)『人脈のできる人:ひとは誰のために「一肌ぬぐ」のか?』慶應義塾大学出版会

同僚の高田先生のご本である。まずもって、タイトルがキャッチーである。人脈の本はこれまで聞いたことがない。わたしも、何度もひとから「一肌ぬいでもらった」ことがある。だから、脱いでもらう要件をこれからチェックしてみるつもりだ。中身をまだ読んでい...
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書評:長谷川博和(2010)『ベンチャーマネジメント(事業創造)入門』日本経済新聞出版社(★★★★)

日本経済新聞出版社のマネジメントシリーズに新刊がまた一冊、追加された。シリーズはいま8冊になった。あと二冊で二桁になる。書店で、シリーズとして棚をとりやすくなったのではないか。
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書評紹介: The Case Study Handbook (Harvard Business School Press), by William Ellet、2007

めずらしく英語の本を紹介する。大学院の青柳君からの要請で、ビジネスで事例の書き方を紹介した本がないかを問われたからだ。2007年に、ハーバードビジネススクールのエレット先生が書いたのを思い出した。いまさらながらだが、簡単に紹介してみる。
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書籍紹介: 藤田尚弓(2010)『「悪女」の仕事術』ダイヤモンド社(★★★+★)

先々週、研究室に来ていただいた藤田尚弓さん(㈱アップウェブ代表取締役)の著書を取り寄せてもらった。研究室でご本を開いて、そのまま帰りの電車の中で読ませていただいた。感想:「(期待した)「悪女」の話なんかどこにも出てないじゃないですか!」。男...
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書評:浅川芳裕(2010)『日本は世界第5位の農業大国』講談社(★★★★★)

淺川氏の著作は、農水省(戦後農政)に対する徹底的な批判の書である。日本の農業は捨てたものではない。実体を見れば、日本は世界第5位の農業生産国である。農業の潜在力を殺いできたのは、官僚たちの自己保身のせいである。
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渥美俊一・桜井多恵子(2010)『チェーンストアの商品開発』ダイヤモンド社(★★★★★)

渥美俊一先生と桜井さんが、新しい本を出版した。『チェーンストアの商品開発』である。渥美先生の仕事の仕方とそのパワーには、いつも本当に頭が下がる思いである。80歳代の半ばに至って、なおいまだに新しいアイデアを満載した書を次々に世に問うている。
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新刊書紹介:志村なるみ(2010)『ABC Cooking Studio:女性の心をつかむブランディングの軌跡』朝日新聞出版(★★→★★★★)

志村なるみさんから、月曜日に本がどっさり届いた。「ようやく、あの本が出たのだな」とわかった。奥付の出版日は4月30日だが、サインの日付は、“April 20, 2010”になっていた。5冊のうちの一冊には、「小川先生へ」とわたしの名前が入っ...
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書評: 佐藤奈緒子(2010)『福祉で起業:カリスマ社長誕生秘話』すずらん工房(★★★+★)

これから、二冊の本を連続して書評することになる。どちらも、女性起業家がご自身で書かれた本である。本書、佐藤奈緒子『福祉で企業』と志村なるみ『ABC Cooking Studio:女性の心をつかむブランディングの軌跡』である。本の編集の仕方も...
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書評: 安土敏(2010)『スーパーマーケットほど素敵な商売はない』ダイヤモンド社(★★★★)

スーパーマーケット経営の基本を解説した書である。4月の課題図書に指定してある。正直に話すと、本書を紹介するに当たって、個人的なコンフリクトを感じている。というのは、尊敬するもうひとりの人物、経営コンサルタントの渥美先生と著者の安土氏とは、P...
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書評: 岩崎夏海(2010)『もし高校野球部の女子マナージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』ダイヤモンド社(★★★★)

話題になっている本である。発売(12月3日)から一ヶ月半の時点(1月22日)で4刷りまで行っている。小学館の園田さんが「先生の参考までに!」と研究室に持参してきた。トルコ行きの飛行機の中で読んだ。おもしろかった。