書籍紹介: 高田朝子(2010)『人脈のできる人:ひとは誰のために「一肌ぬぐ」のか?』慶應義塾大学出版会

 同僚の高田先生のご本である。まずもって、タイトルがキャッチーである。人脈の本はこれまで聞いたことがない。わたしも、何度もひとから「一肌ぬいでもらった」ことがある。だから、脱いでもらう要件をこれからチェックしてみるつもりだ。中身をまだ読んでいないのだ。


しかし、「表紙」と「帯」だけで、すでに1ページ分のコメントが書けそうだ。

 表紙の著者名の紹介がユニークだ。高田朝子(法政大学ビジネススクール)とある。そして、出版社はと見れば、これが慶応大学出版会だ。この不思議なバランスに気がついて、わたしはおかしかった。法政の若い女性の先生が、慶応大学の出版部から本を出したのだ。大学名のミックスとコントラストが抜群である。
 新しい書の帯はとても大切だ。書店で見かけたときに、買い手が手にとる確率は、ほぼ書名で決まる。それから、真の読者になるかどうかは、実は帯で決まる。その帯には、次のように書いてある。

 人脈づくりに必要なものは、「マメなフォローでも」、「ギブ&テイク」でもなかった、、、
 (リクルートワークス研究所所長 大久保幸夫さん)

 それでは、人脈つくりに大切なのは、いったい何なのか?
 帯を読んでみて、それが気なる。とても気になるよね。だから、高田さんの本を買って、中身を読んで見たくなる。わたしもこれから、神宮の花火大会に行く電車の中でそれを確認する。早く確認したくて、うずうずしている。
 
 内容は、以下の通りである。裏表紙に書いてある。

 第1章 人脈とは何か?
 第2章 人脈を科学する ー いつから人脈か、どこまで人脈か?
 第3章 デキる人の人脈 - 考えたこともありません
 第4章 医師の人脈 - 専門職者たちの密接な世界
 第5章 女の人脈 - 女と男はメンテが違う?
 第6章 人脈の構造を読み解く- なぜ、どうやってできるのか?
 第7章 悩めるあなたへのアドバイス - 「最強の人脈」を作るには?
 第8章 マネジャーへのアドバイス ー つながりやすい組織とは?

 どの章もおもしろそうだ。 しかし、早く電車に乗らねば、、

 だから、報告は神宮の花火のあとで、mm、