ライブラリー

書評・映画評

書評:長谷川博和(2010)『ベンチャーマネジメント(事業創造)入門』日本経済新聞出版社(★★★★)

日本経済新聞出版社のマネジメントシリーズに新刊がまた一冊、追加された。シリーズはいま8冊になった。あと二冊で二桁になる。書店で、シリーズとして棚をとりやすくなったのではないか。
書評・映画評

書評紹介: The Case Study Handbook (Harvard Business School Press), by William Ellet、2007

めずらしく英語の本を紹介する。大学院の青柳君からの要請で、ビジネスで事例の書き方を紹介した本がないかを問われたからだ。2007年に、ハーバードビジネススクールのエレット先生が書いたのを思い出した。いまさらながらだが、簡単に紹介してみる。
書評・映画評

書籍紹介: 藤田尚弓(2010)『「悪女」の仕事術』ダイヤモンド社(★★★+★)

先々週、研究室に来ていただいた藤田尚弓さん(㈱アップウェブ代表取締役)の著書を取り寄せてもらった。研究室でご本を開いて、そのまま帰りの電車の中で読ませていただいた。感想:「(期待した)「悪女」の話なんかどこにも出てないじゃないですか!」。男...
Research & Reports

マラソンとわたしの人生哲学(ランナーズ8月号インタビュー)

ランナーズ8月号が、発売になって一週間。どうやら全国の書店への配荷は終わっているらしい。発行部数は20万部。しかし、岡本さん(アイリスオーヤマ元社長室長)以外の方から、感想文はまだ届いていない。校正前のゲラ(テキスト文)を掲載しておくことに...
Research & Reports

オーガニック市場調査報告書(提言部分、修正ドラフト2010年5月)

オーガニックリサーチ(OMR)の報告書を、修正してOMR協議会に提出した。有機食品の市場規模については、900億円と1300億円の間という結果になりそうである。(※日本全体の有機食品市場規模は1322億円と推定される。修正:2010年7月)...
Research & Reports

再掲: インタビュー記事「フラワービジネス・キーパーソン」『フラワーショップ』(市場法改正後の花産業についての予言)

『フラワーショップ』のインタビュー(2007年)に掲載された記事が、いま皆さんから引用されている。市場法改正後の花産業の変化を、3年前に予言したものである。事態はその通りに推移している。当時の引用記事が、一部文字化けをしていたので、再掲する...
書評・映画評

書評:浅川芳裕(2010)『日本は世界第5位の農業大国』講談社(★★★★★)

淺川氏の著作は、農水省(戦後農政)に対する徹底的な批判の書である。日本の農業は捨てたものではない。実体を見れば、日本は世界第5位の農業生産国である。農業の潜在力を殺いできたのは、官僚たちの自己保身のせいである。
書評・映画評

渥美俊一・桜井多恵子(2010)『チェーンストアの商品開発』ダイヤモンド社(★★★★★)

渥美俊一先生と桜井さんが、新しい本を出版した。『チェーンストアの商品開発』である。渥美先生の仕事の仕方とそのパワーには、いつも本当に頭が下がる思いである。80歳代の半ばに至って、なおいまだに新しいアイデアを満載した書を次々に世に問うている。
書評・映画評

新刊書紹介:志村なるみ(2010)『ABC Cooking Studio:女性の心をつかむブランディングの軌跡』朝日新聞出版(★★→★★★★)

志村なるみさんから、月曜日に本がどっさり届いた。「ようやく、あの本が出たのだな」とわかった。奥付の出版日は4月30日だが、サインの日付は、“April 20, 2010”になっていた。5冊のうちの一冊には、「小川先生へ」とわたしの名前が入っ...
書評・映画評

書評: 佐藤奈緒子(2010)『福祉で起業:カリスマ社長誕生秘話』すずらん工房(★★★+★)

これから、二冊の本を連続して書評することになる。どちらも、女性起業家がご自身で書かれた本である。本書、佐藤奈緒子『福祉で企業』と志村なるみ『ABC Cooking Studio:女性の心をつかむブランディングの軌跡』である。本の編集の仕方も...