ライブラリー

Research & Reports

科研費「日本企業のアジア市場での事業展開とマーケティング実践の理論化」第5回内部セミナー講演録

科研費「日本企業のアジア市場での事業展開とマーケティング実践の理論化」第5回内部セミナーの講演録を掲載いたします。今回は早稲田大学商学学術院 朴 正洙先生に、昨年ご出版された『消費者行動の多国間分析-原産国イメージとブランド戦略-』(千倉書...
書評・映画評

【書評】 稲垣佳伸(2012)『消費者の意見を聞いてはいけない。』ドゥ・ハウス

友人の稲垣佳伸さんから衝撃的なタイトルの本をいただいた。『消費者の意見を聞いてはいけない。』である。わたしの知る限りで、マーケティング本としてはもっとも「薄い」本である。薄さ96頁。電車の行き帰りに38分で読み終えた。内容評価のために、さっ...
書評・映画評

『HOW TO 花贈り: 気持ちを花にのせて』、本日(2月1日)から全国書店にて発売!

フラワーバレンタイン推進委員会ワーキングチーム(小川典子・拝野多美・松村亮佑)編『HOW TO 花贈り』が朝日出版社から刊行になります。FV推進委員会で昨日、お露目になりました。本日からは、全国の書店で販売になります。ぜひお買い求め下さい。...
書評・映画評

【映画評】 「横道世乃介」(原作:吉田修一、主演:高良健吾+吉高由里子) 2月23日~全国ロードショウにて公開(★★★★★)

映画の試写会に行ってきた。生まれて初めての体験である。場所は、渋谷のショウゲート試写室。上映作品は、吉田修一原作の「横道世乃介」。時代設定は、1980年代半ば。舞台は、法政大学市ヶ谷キャンパス。撮影も法政の教室(835番、543番など)で行...
書評・映画評

【書評】 塚田朋子(2012)『ファッション・ブランドとデザイナーと呼ばれる戦士たち: 西洋服後進国日本の千年』同文館出版(★★★★★)

一風変わった作風の本である。読み手によって評価は大きく分かれるだろう。ファッションマーケティングを分析的に追いかける立場から、本書にはきびしい評価を下す読者がいそうである。個人的体験を下敷きにした衣服史とみれば、最高の★5つである。わたしに...
Research & Reports

翻訳完了、「はじめに」をアップします! 小川浩孝訳・小川孔輔監訳(2013)『チャネル・スチュワードシップ(仮)』ダイヤモンド社

夏ごろから小川浩孝さんと取り組んできた翻訳、Transforming Your Go-to-market Strategy: The Three Disciplines of Channel Management by K. Ranganが...
書評・映画評

【新刊紹介】 野﨑哲夫(2012)『進化する東京駅: 街づくりから駅ナカ開発まで』成山堂書店(★★★★)

その昔、著者の野﨑さんに、日本ショッピングセンター協会で「GRANSTA」(東京駅のエキナカモール)の開発について話していただいたことがある。4年が経過して、野﨑社長((株)鉄道会館)たちが2005年に構想した「東京ステーションシティ構想」...
書評・映画評

【書評】 マイケル・A・ロベルト(2010)『なぜ危機に気づけなかったのか』英知出版(★★★)

「問題を解決することと、問題を見つけることは、まったく異なる能力である」。本書の帯に書いてあるコピーである。渥美俊一先生(故人、ペガサスクラブ)が、「病床の枕元に置いてあって、最後に読みたがっていた本」(田鶴子夫人)なのだそうだ。教育現場で...
書評・映画評

【映画評】 「EDEN」(主演:山本太郎、中村ゆり、高橋和也): 哀しくも切なくも、心温まるゲイストーリー(★★★★★+★)

映画の上映が終わって外に出たら、ドアの前に出演者のひとりが立っていた。映画館で生の出演者を見たのは初めてである。劇中のゲイの衣装そのままのペペロンチーノ(本人)に、「おもしろかったですよ」と鑑賞後の感激を伝えた。嬉しそうに、ていねいに会釈を...
書評・映画評

【新刊紹介】 JR東日本企画(2012)『移動者マーケティング』日経BP(★★★★)

マーケティングの対象となる「生活者(消費者)」「ショッパー(買い物客)」につづく、第3のターゲットが「移動者(乗客)」である。本書のエッセンスを一言でまとめるとすると、こうなるだろう。2000年から駅ナカが登場したことで、電車で移動する通勤...