映画の試写会に行ってきた。生まれて初めての体験である。場所は、渋谷のショウゲート試写室。上映作品は、吉田修一原作の「横道世乃介」。時代設定は、1980年代半ば。舞台は、法政大学市ヶ谷キャンパス。撮影も法政の教室(835番、543番など)で行われていた。
試写会のチケットは、「NHKエンタプライズ」の横田早苗さん(「趣味の園芸」の元ディレクター)からいただいた。「原作者の吉田修一さんは、小川先生のところ(法政)の出身だと思って」との横田さんのコメント付きである。その通りである。
木曜日、10時スタートの試写会は、9時40分で満室になっていた。補助いすを出されたが、5名ほどは次回(来週)に回された。試写室は、120人程度しか入れない小部屋だった。上映時間は160分。物語のテンポがよいから、それでも、そんなに長くは感じない。
主演は、高良健吾と吉高由里子。ふたりとも実にかわいい。天然の役者さんである。
とてもおすすめの映画である。とりあえずは、法政大学の卒業生・現役生、そのご家族、箱根駅伝をごらんになった、法政大学関係者は是非ごらんいただきたい!
2月23日から、新宿ピカデリーなど、日活系の映画館で全国ロードショウにて公開となる。
出発前なので、詳しい感想は帰国後に書くことにする。もう時間がない!
とりあえず、二つだけコメントする。
映画の中では、わたしがいまでも学生を教えている市ヶ谷キャンパスが舞台になっている。そのことが、とてもうれしかった。法政大学が舞台になった映画なんて、これまで一度でもあったのだろうか?たぶんはじめてだろう。
スクリーン全面に広がる風景は、法政大学のオレンジの応援旗、毎春に巡ってくる日本武道館の桜、いまやセピアカラーとなってしまった80年代の東京の街並み(古い新宿)。そして、そのときの学生たちの生活(そこにいたわれわれ教員も)が、実にいとおしくなつかしい。
以下は、ウイキからの引用である。横道よのすけのHPでは、予告編を見ることができる。
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「横道世之介」(よこみち よのすけ)は、吉田修一による日本の小説である。これを原作とした映画が2013年2月23日に全国公開予定である。
2008年4月1日から2009年3月31日まで『毎日新聞』にて連載され、2009年9月16日に毎日新聞社より発売された。
2010年度の柴田錬三郎賞を受賞し、同年度の本屋大賞3位に入賞した。
時は1980年代。主人公の横道世之介は長崎県港町出身の18歳。どこか図々しく人の頼みは断れないお人好しの世之介は、大学進学するために、上京。社長令嬢でガールフレンドとなる与謝野祥子、大学の友人・倉持一平、年上の憧れの女性・片瀬千春、女性に興味がない同級生・加藤雄介など周りの人々をとりまく青春物語である。
映画化
2012年春に東京都内近郊及び長崎県で撮影され[1]、2013年2月23日に公開予定。
主人公、横道世之介役の高良健吾と、ヒロイン、与謝野祥子役の吉高由里子[2]の2人は2008年公開の映画『蛇にピアス』以来5年ぶりの共演となる。監督は『南極料理人』、『キツツキと雨』の沖田修一。
キャスト
横道世之介 – 高良健吾
与謝野祥子 – 吉高由里子
倉持一平 – 池松壮亮
片瀬千春 – 伊藤歩
加藤雄介 – 綾野剛
阿久津唯 – 朝倉あき
大崎さくら – 黒川芽以
小沢 – 柄本佑
睦美 – 佐津川愛美
室田恵介 – 井浦新
祥子の母 – 堀内敬子
祥子の父 – 國村隼
世之介の父 – きたろう
世之介の母 – 余貴美子
スタッフ [編集]
監督:沖田修一
脚本:沖田修一、前田司郎
主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION「今を生きて」[3]
協力:法政大学
助成:文化芸術振興費補助金
制作プロダクション:キリシマ1945
配給・宣伝:ショウゲート
企画・製作幹事:日活
製作:「横道世之介」製作委員会(日活、博報堂DYメディアパートナーズ、バンダイビジュアル、毎日新聞社、アミューズソフトエンタテインメント、テンカラット、ショウゲート、文藝春秋、ソニー・ミュージックエンタテインメント、テレビ東京、テレビ大阪、BSジャパン、Yahoo! JAPANグループ)