ライブラリー

書評・映画評

【書評】永田洋幸(2024)『生成AIは小売をどう変えるか?』ダイヤモンド社(★★★+★)

残念ながら、本書を読了したが、デジタル技術としてのAIと、小売りのオペレーションの関係がよく理解できなかった。うっすらとわかったことは、AIが小売業の中で、①オペレーション(販促管理、店舗運営、発注業務など)の無駄が排除できて、②企業文化を...
書評・映画評

【書評】ペン編集部(2024)『蔦屋重三郎とその時代』CCCメディアハウス(★★★★)

本書の出版社元「CCCメディアハウス」の親会社は「蔦屋書店」である。CCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の創業者である増田宗昭氏は、自社の書店を「蔦屋」と命名した。店名の由来は、江戸時代(享保、天明、寛永)に出版文化を築いた人物、蔦...
書評・映画評

【新刊紹介】酒井大輔(2024)『進撃のドンキ:知られざる巨大企業の深淵なる経営』日経BP(★★★★)

最近になって、PPIH(パンパシフィック・インターナショナル)に関する書籍が相次いで刊行された。そのうちの一冊が、酒井大輔氏(日経BP記者)の本書である。酒井さんは、「ワークマン」に関する書籍を数年前に執筆している。本ブログでも書評をしてい...
Research & Reports

【寄稿文】小川孔輔「こんな値付けの方法があったんだ!」『ビジョン(静銀コンサルティング情報誌)』(2024年8月号)

静銀コンサルティングの情報誌『ビジョン』(2024年8月号)から、「値付けについて」の寄稿を依頼された。静銀コンサルティングが、クライアント企業に配布している雑誌である。静岡市の「販売促進研究所」(杉山浩之社長)が仲介してくれた仕事である。...
書評・映画評

【良書・紹介】白井健太郎(2023)『クックマートの競争戦略:ローカルチェーンストア第3の道』ダイヤモンド社(★★★★★)

愛知県豊橋市のローカルスーパー「クックマート」(12店舗、年商約300億円)の白井健太郎社長の本書を、なぜか買い損ねそうになっていた。本書の刊行は2023年7月。発売直前の4月30日午後15時30分に、わたしは「クックマート東脇店」(豊橋市...
書評・映画評

【記事紹介】「特集:世界に挑戦する日本エンタメ」『ニューズウイーク日本語版』(2024年8月13・20日号)

わたしたちの時代(1980年代)は、英語で論文を書くことが標準ではなかった。先輩たちの何人かは、海外で教員(助手や准教授)を経験して日本に戻ってきたが、その後も英語で仕事をしている人は少なかった。
Research & Reports

【寄稿文】拙稿「静脈系の流通システム:生活用品の出口としてのホームセンター」 『DIY協会報』(2024年夏号)   

この10年間、年2回寄稿している『DIY協会報』に、標記のような論文を掲載した。2009年に上梓した拙著『マネジメントテキスト マーケティング入門』の第18章から、図表「価値伝達システムとマーケティング・サイクル」を引用してある。  その意...
Research & Reports

【お知らせ】顧客満足度2年連続No.1「スカイマーク」のCS・CX戦略『MarkeZine』編集部[編](2024/06/27)

「スカイマーク」がJCSI(日本版顧客満足度調査)で、2年連続CSNo.1になった。「スカイマークのCS・CX戦略を専門家と紐解くPDCAと現場巻き込みの鍵」というテーマで、わたしも「MarkeZine」(2024/06/27)に登場してい...
Day Watch

【調査、こぼれ話】アンケートメールへの返信時間(2・4・8の法則)

一昨日に実施した簡易ネット調査「花の呼び名」について、友人や弟子たち108名に協力をお願いした。調査開始(調査票の配信)から夜12時までに、約半分の55%の方から返信をいただいた。調査のサマリーは、「JFMAニュース」(2024年7月号)に...
Day Watch

【アンケート調査】花の呼称、学名(英語)が好きか?和名(漢字)を好むか?

前から実施してみたいことがあった。花の呼び方(呼称)には、学名と和名がある。世界的に通用するのは英語(学名)だが、個人的に好きなのは和名である。さて、業界人と一般人との間に、好みや習慣の差異が見られるかどうか?  日本人は、慣れ親しんだ和名...