連載(北羽新報)

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(その61)「明治の柿茶色がいま蘇る:団十郎朝顔のこと」『北羽新報』2021年8月27日号

旅の途中に、朝顔の苗をお土産でいただきました。先月末、元学生たちと埼玉県寄居町の鮎の宿「京亭」に宿泊した帰りです。明治時代に入谷の朝顔市で流行した「団十郎」という朝顔の品種でした。とてもデリケートな朝顔で、自宅に持ち帰ってもなかなか咲かなか...
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(その60)「飲食店の苦境」『北羽新報』2021年8月1日号

関東地方では、1都3県に緊急事態宣言が発令された。一方で、全体的に人流が減っているとも思えない。オリンピックを観戦する場を提供するため、禁止薬剤のアルコールを出す店がかなり存在しているらしい。実態はよくわからないが、1年半近くに続いたコロナ...
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(その59)「夫婦別姓、夫婦同姓」『北羽新報』2021年6月29日号

先週の最高裁の判決で、またしても「夫婦別姓」は認められなかった。「夫婦同姓」を求めることは、憲法上なんの瑕疵もないという判決だった。世界で唯一、日本は夫婦同姓を要求する国になっている。今月のコラムでは、結婚の際に3番目の姓を選ぶことができる...
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(その58)「おもちゃ屋は過去を振り返らない」『北羽新報』2021年5月29日号

本日、地元新聞にコラムが掲載されます。テーマは、数日前にインスタグラムにアップした「プラレール」の話です。クラシック子供玩具、プラレールやトミカの本社「タカラトミー」は、隣駅の京成立石の北口にあります。近くが葛飾区役所です。自転車でいつもホ...
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(その57)「物事を突き詰める:全国シベリア調査」『北羽新報』(2021年4月30日号)

ときどき、とんでもないことに興味がわきます。今回も、子供のころに食べた和菓子「シベリア」のいまを探求しました。調査は途中なのですが、その中間のリサーチ結果を公表してみます。題して、「全国シベリア調査」。子供のころから気になると、徹底的に調べ...
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(その56)「ミモザの日:うれしい出来事」『北羽新報』2021年3月24日号

インスタグラムで紹介したバラの花束のことを、地元紙の連載でも紹介することにした。ファションセンターしまむらの創業者、島村恒俊さんの誕生日は、3月8日の「ミモザの日」。10年間、個人的にこの日にバラを贈り続けてきた。電話口に出られて現在95歳...
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(その55)「爽やかな野心家:28年前の自画像」『北羽新報』2021年2月26日号

自分自身のことを書くのは、気恥ずかしいものです。他人がどのように自分を見ているのか?いま仕事をお手伝してもらっている林麻矢さん(旧姓、中村さん)に初対面の印象を、それから十数年後に伝えてもらったことがありました。今回は、連載で昔の自分のこと...
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(その54)「江戸時代に回帰する?日本の食文化」『北羽新報』2021年1月29日号

江戸時代の食文化を研究している大久保洋子先生(実践女子大教授)の書籍に触発されて書いたコラム。江戸時代は、日本流のファストフードが誕生した時代。その背景については、ブログの書評(『江戸の食空間: 屋台から日本料理へ』講談社学術文庫)でも詳し...
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(その53)「ふるさと納税:返礼品の価値」『北羽新報』(2020年12月31日号)

年の瀬に合わせて、連載53回目は「ふるさと納税」の話にしました。この制度には批判的だったのですが、今年はそこは忘れることにしました。現職のままならば多額の税金を納めることができます。稼いでいるうち、生まれ故郷の能代市に納税することを考えまし...
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(その52)「実質的な値上げ? 商品のサイズ変更」『北羽新報』2020年11月28日号

昔から、人知れず(密かに)値上げをする手段として、商品サイズを変更するという方法がありました。代表的な都市伝説が「ミスタードーナッツの100円セール」の事例です。ふだん一個120円~140円のドーナッツが、「100円セールの期間だけはサイズ...