書評・映画評

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書評: 前川洋一郎・末包厚喜(2011)『老舗学の教科書』同友館(★★★)

老舗の経営に関しては、日本ではじめての包括的なテキストである。老舗がなぜ長い間、生き残ってきたのか。その特徴を解説した本である。老舗の商売が、現代的に意味のあるものなのか。読者もわたしも、そのつもりで本書を読み始めるだろう。
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書評: ジョシュ・オザースキー/市川恵里訳(2010)『ハンバーガーの世紀』河出書房新社(★★★★)

先月、ゼミの学生たちの感想文の対象になった本である。原著“The Hamburger”は、2008年の刊行。学生たちは、自分の食(職)の体験として、この課題図書を読んでいた。「食」とは、自らの食生活で、「職」とは、アルバイトなどを通した職業...
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推薦図書: 安井孝(2010)『地産地消と学校給食(有機農業選書)』コモンズ(★★★★)

先月、法政大学地域研究センターから、「第8回地域政策研究賞(イノベーティブ・ポリシー賞)」の選考委員を仰せつかった。最終選考に残った書籍(実践)のひとつを論評するしごとである。応募作品は、『地産地消と学校給食 ― 有機農業と食育のまちづくり...
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新刊紹介:大久保恒夫(2010)『実行力100%の会社をつくる!』日本経済新聞出版社(★★★★)

安売りをしない大久保さんだけに、本の定価は1600円と「成城石井価格」である。ハードカバーで高いぞ(笑)。帰りの電車の中で、ざっと読んだ。講演を何度か聴いているので、だいたいの筋道はわかっている。同じ日に、ご一緒に講演をしたこともある。
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書籍紹介: 高田朝子(2010)『人脈のできる人:ひとは誰のために「一肌ぬぐ」のか?』慶應義塾大学出版会

同僚の高田先生のご本である。まずもって、タイトルがキャッチーである。人脈の本はこれまで聞いたことがない。わたしも、何度もひとから「一肌ぬいでもらった」ことがある。だから、脱いでもらう要件をこれからチェックしてみるつもりだ。中身をまだ読んでい...
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書評:長谷川博和(2010)『ベンチャーマネジメント(事業創造)入門』日本経済新聞出版社(★★★★)

日本経済新聞出版社のマネジメントシリーズに新刊がまた一冊、追加された。シリーズはいま8冊になった。あと二冊で二桁になる。書店で、シリーズとして棚をとりやすくなったのではないか。
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書評紹介: The Case Study Handbook (Harvard Business School Press), by William Ellet、2007

めずらしく英語の本を紹介する。大学院の青柳君からの要請で、ビジネスで事例の書き方を紹介した本がないかを問われたからだ。2007年に、ハーバードビジネススクールのエレット先生が書いたのを思い出した。いまさらながらだが、簡単に紹介してみる。
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書籍紹介: 藤田尚弓(2010)『「悪女」の仕事術』ダイヤモンド社(★★★+★)

先々週、研究室に来ていただいた藤田尚弓さん(㈱アップウェブ代表取締役)の著書を取り寄せてもらった。研究室でご本を開いて、そのまま帰りの電車の中で読ませていただいた。感想:「(期待した)「悪女」の話なんかどこにも出てないじゃないですか!」。男...
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書評:浅川芳裕(2010)『日本は世界第5位の農業大国』講談社(★★★★★)

淺川氏の著作は、農水省(戦後農政)に対する徹底的な批判の書である。日本の農業は捨てたものではない。実体を見れば、日本は世界第5位の農業生産国である。農業の潜在力を殺いできたのは、官僚たちの自己保身のせいである。
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渥美俊一・桜井多恵子(2010)『チェーンストアの商品開発』ダイヤモンド社(★★★★★)

渥美俊一先生と桜井さんが、新しい本を出版した。『チェーンストアの商品開発』である。渥美先生の仕事の仕方とそのパワーには、いつも本当に頭が下がる思いである。80歳代の半ばに至って、なおいまだに新しいアイデアを満載した書を次々に世に問うている。