韓国のビジネス書出版社から、拙著『ローソン』の韓国語版刊行の提案書が送られてきた。現地代理店との契約はこれからだが、来年3月に、紙の書籍と電子版が同時に発売されることになりそうだ。これまで、わたしの書籍では、2冊の本が韓国語で出版されている。
また、一冊(『マネジメントテキスト マーケティング入門』日本経済新聞出版社、2009年)は、記憶が定かではないが、前払いの印税をいただいたまま、書籍は出版されていないはずだ。担当の堀口編集長に尋ねてみようかと思っている。
めずらしく、契約内容をまともに見ている。差し支えない程度で、契約内容を公開しようと思う。
1 前払印税金(紙書籍)は✕,000円。印税率10,000部までは、韓国語版定価の6%。10,001部以上は、韓国語版定価の7%のようだ。
2 前払印税金(電子書籍)は✕,000円。電子版印税率実収入の5%。
3 予定初版部数は3,000部で、予定価格は18,000 WON(約1,895円)。日本版(税抜き1600円)よりはやや高めだ。
この中から、源泉徴収税10%と代理店手数料10%WONを支払うことになる。著者のわたしの手取りは、支払額受領額(契約金)の約50%になる(支払額は現時点における概算で、入金時の為替レート、源泉徴収税、銀行手数料により若干の変動があるようだ)。
4 契約形式実売部数に基づく印税契約
出版期限契約日より18カ月以内、契約期限契約日より5年、印税報告年1回
正式の契約はこの後になる。いつもながらだが、国によって契約のやり方はちがう。英語のビジネス書を10冊ほど翻訳してきた。その経験から言えば、日本語への翻訳は、重版が掛かるとうれしいくらいの収入になる。
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