連載(北羽新報)

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(その53)「ふるさと納税:返礼品の価値」『北羽新報』(2020年12月31日号)

年の瀬に合わせて、連載53回目は「ふるさと納税」の話にしました。この制度には批判的だったのですが、今年はそこは忘れることにしました。現職のままならば多額の税金を納めることができます。稼いでいるうち、生まれ故郷の能代市に納税することを考えまし...
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(その52)「実質的な値上げ? 商品のサイズ変更」『北羽新報』2020年11月28日号

昔から、人知れず(密かに)値上げをする手段として、商品サイズを変更するという方法がありました。代表的な都市伝説が「ミスタードーナッツの100円セール」の事例です。ふだん一個120円~140円のドーナッツが、「100円セールの期間だけはサイズ...
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(その51)「花の呼び名:“ダリヤ”か“ダリア”か?」『北羽新報』2020年10月28日号

イタリア料理のレストラン「サイゼリヤ」のように、名詞の最後が「ヤ」なのか「ア」なのか、表記に迷う言葉がある。秋の花の「ダイア」もそのひとつである。一般的には、「ダイア」と呼ばれているようだ。しかし、わたしの子供のころは、この花を「ダリヤ」と...
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(その50)「奇跡の成功確率:菅義偉首相の誕生」『北羽新報』(2020年9月22日号)

地元紙『北羽新報』への寄稿が、今月で50回目を迎えました。本日掲載になる記念すべきコラムでは、菅首相の誕生を祝うことにしました。ご存知のように、菅義偉首相は秋田県湯沢市出身で、法政大学法学部の卒業生です。菅さんの首相就任を喜び、大学の校友会...
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(その49)「帰省を自主規制する心理と論理」『北羽新報』(2020年8月29日号)

夏休みの最終週はさすがに外出していた。しかし、8月はほぼ自宅周辺で過ごしていた。外出の自粛である。仕方がない反面、精神衛生面や日本経済のことを考えたら、もう少し人間は動いてもかまわないのではなかろうか?コロナの現状に対して忸怩たる思いを抱い...
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(その48)「29年ぶりの自著との再会」『北羽新報』2020年7月23日号

これまでたくさんの本を書き残してきた。今年5月18日に刊行した『花産業の戦後史(1945年~2020年)』で累計47冊目になる。年間1~2冊のペースで出し続けているが、このペースは結構しんどい。そんな中、先週のJFMAのトップインタビューで...
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(その47)「校名を変えてはいけない:“能代工業”のブランド価値」『北羽新報』(2020年6月9日号)

八代編集長にお願いして、緊急にコラムを書かせてもらいました。日本経済新聞の土曜日夕刊に、能代工業の校名変更の記事が掲載されていたからです。その直後に、元バスケット雑誌の編集長が、校名変更中止の嘆願書を秋田県議会に提出したとの報道を知りました...
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(その46)「鎖国のすすめ:コロナ後の社会」『北羽新報』2020年5月23日号

米国マサチューセッツ州ボストンに留学中の恩田達紀さんと、数日前の朝方にチャットを原稿にしてみました。連載コラムではじめての試みですが、LINEの会話をそのままに編集したものです。10年来の持論である「鎖国のすすめ」と食料自給率の向上(>70...
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(その45)「大学の授業が変わる」『北羽新報』(2020年4月17日号)

今月の新聞コラムは、掲載を早めていただきました。本日の掲載です。コラムで紹介したように、水曜日から学部ゼミがオンラインでスタート。大学院の演習も昨夜から、教授会は午後からオンラインでした。コミュニケーションのやり方が180度変わりました。い...
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(その44)「花産業の危機」『北羽新報』(2020年3月26日号)

本日発売の地元紙に、「花産業の危機」というコラムを寄稿しました。春彼岸(17日~23日)には間に合ったようですが、3月の需要期に向けて海外から来るはずの切り花が、産地で完全にストップしています。アフリカに依存しているオランダのセリ市場は悲惨...