連載(JFMAニュース)

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「既視感、農業の一分野としての花産業の過去と未来」『JFMAニュース』(2019年1月20日号)

日本経済新聞社の吉田忠則編集委員が、昨年9月に、『農業崩壊:誰が日本の食を救うのか?』という本を刊行している。吉田氏には、『農は甦る』(2012年)と『コメをやめる勇気』(2015年)の二冊の著書がある。三冊目の『農業崩壊』(2018年)も...
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「“花”という商品の概念をもっと広く考える」『JFMAニュース』(2018年12月20日号)

今度の新春セミナー(1月22日)は、「新しいフラワーショップのスタイル:ハイブリッド型フラワーショップの提案」というテーマで開催される。基調講演は、佐藤由太郎氏(日比谷花壇)と野田将克社長(花恋人)にお願いしている。講演後のシンポジウムでは...
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「サプリメントの効能に関する科学的な真実:花や植物の効用のほうが確実では?」『JFMAニュース』(2018年11月20日号)

グラフィック科学雑誌の『ニュートン』が、2018年12月号で、「最新科学にもとづく食と健康の正しい知識」という特集を組んでいる。大学院の研究室で、ベジタリアン・ヴィーガン研究者が数人いて、彼女/彼らが研究室でニュートンの最新号を回し読みして...
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「脱花店、あるいは、ハイブリッド型のフラワーショップ」『JFMAニュース』(2018年10月20日号)

花屋らしくないフラワーショップが増えている。10年ほど前から、花店の店頭でプリザーブドフラワーが売れるようになり、この頃はハーバリウムが置かれるようになった。しかし、今度の流れは、これまでのように、単純にひとつの商品カテゴリーが新しく加わっ...
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「野の花を愛でる心:日本旅館と農家民宿の花あしらい」『JFMAニュース』(2018年9月20日号)

今年の夏は、調査や合宿で地方出張が多かった。学部生や大学院生と一緒なので、宿泊先は大衆的な値段の旅館や民宿になる。料金は一泊8千円から高くても1万3千円のクラス。しかし、そこで新しい発見をすることになった。日本旅館や民宿から、おもてなしの気...
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「墓参りの花の未来」『JFMAニュース』(2018年8月20日号)

3年ぶりに故郷の秋田に帰省した。52年ぶりに中学校の同期会に出席するためである。地元の友人たちから、「同期会もそろそろ最後になるので今回はぜひとも出席してほしい」とのリクエストに応えての帰省だった。
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「植物の引っ越しについて」『JFMAニュース』(2018年7月20日号)

私事になるが、今年の10月に都内に引っ越しをすることになった。30年前に千葉県市川市から梨の町(白井市)に移り住んだ。あれから25年が経過して、騒々しい5人家族が2人だけの「空の巣状態」になったとたん、庭付き4LDK+Sの戸建住宅がやや持て...
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「坂嵜潮さん、アジサイの育種で二度目の大ホームラン」『JFMAニュース』(2018年6月20日号)

植物の育種で、生涯2度目の大ヒット。ご存知の方も多いと思いますが、JFMA顧問の坂嵜潮さんが育成したアジサイ(Hydrangea Runaway Bride)が、2018チェルシーフラワーショーの新品種コンテストで、最優秀賞(ゴールドメダル...
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「母の日はファミリー需要」『JFMAニュース』(2018年5月20日号)

2月14日のバレンタインは、週末に当たると客数が減る傾向があります。近頃の若い男性がしっかりフラワーバレンタインのキャンペーンに乗ってくれるからです。バレンタインは、基本的に「オフィス需要」になりかけています。
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「セリ下げ方式」『JFMAニュース』(2018年4月20日号)

個人ブログで、アクセス数が急に増える過去記事がいくつかある。そのうちの一つが、「市場せりの秘密」という表題で、『Big Tomorrow』の第15回(2009年10月号)に書いた記事である。