連載(JFMAニュース)

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【巻頭言】「花業界の課題は山積み(下):異常気象、品質保持、過剰品質、物流問題」『JFMAニュース』2024年10月20日号

今回は続編になる。先月号の論点をまとめておく。花業界の課題を2つの要因に分けて論じた。①外部環境の変化と②花業界内での問題である。外部環境要因は、前提条件として受け入れた上で、それに対して対応を考えるしかない。 1 外部環境の変化(気候変動...
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【巻頭言】「花業界の課題は⼭積み(上)︓異常気象、品質保持、過剰品質、物流問題など」『JFMAニュース』2024年9月20日号

今⽉の理事会(9⽉11⽇)の開催直前に、松島事務局⻑からわたしに電話が掛かってきた。「このところ、全国の花屋さんや⽣産者さんから、電話で報告や相談ごとが多いんです。仕入れ単価がめちゃめちゃ高いとか、高いだけならともかく、品物がすごく悪いとか...
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【巻頭言】「最後の誕生日ブーケ」『JFMAニュース』2024年8月20日号

「ファッションセンターしまむら」の創業者、島村恒俊(のぶとし)さんが、7月13⽇に⽼衰のために亡くなられた。98歳だった。新聞報道があった前⽇に、友人で⽇本経済新聞・編集委員の田中陽さんから、島村さん逝去の知らせが届いていた。  ⾐料品チェ...
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【巻頭言】「花の呼称:女性は和名、男性は学名」『JFMAニュース』2024年7月20日号

花の呼び方には、学名と和名がある。世界的に通用するのは学名だが、個人的に好きなのは和名である。  さて、業界人と一般人との間で、あるいは男女で、花の呼称に好みの違いがあるかどうか? わたしの予想は、「日本人は一般的には和名を好む」である。 ...
Day Watch

【アンケート調査】花の呼称、学名(英語)が好きか?和名(漢字)を好むか?

前から実施してみたいことがあった。花の呼び方(呼称)には、学名と和名がある。世界的に通用するのは英語(学名)だが、個人的に好きなのは和名である。さて、業界人と一般人との間に、好みや習慣の差異が見られるかどうか?  日本人は、慣れ親しんだ和名...
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【巻頭言】「一本の電話から:松島さん、MPSジャパン社⻑になる」『JFMAニュース』2024年6月20日号

2004年の秋から冬にかけてだったと思う。キリン・アグリバイオカンパニーの松島義幸社⻑(当時)に、思い立って電話を入れてみた。わたしには不思議な能力が備わっているらしい。物事を突破するときや困っている人を助けるときに、神様がそうしてくれるの...
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【巻頭言】「⺟の⽇対策オンライン会議のPDCA」『JFMAニュース』2024年5月20日号

⺟の⽇が明けた5月17⽇に、「今年の⺟の⽇を振り返る」というテーマで、オンライン・ミーティングが開催された。イベントの主催者は、JFMA/MPSジャパン。⺟の⽇の⼀か月前(4月5⽇)には、生産者から小売店まで、流通段階のそれぞれの準備状態を...
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【巻頭言】「花を贈る楽しみ」『JFMAニュース』2024年4月20日号

年度が切り替わって、花を贈る機会が増えている。年度末には送別会や卒業式が、新年度を迎えると入学式や入社式の行事が控えている。人生のステージを区切るイベントに文字通り「花を添える」ことで、ともに歩んできた時間を確認する役割がお花にはある。  ...
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【巻頭言】「「もうひとつの春の物日、ミモザの日」」『JFMAニュース』2024年3月20日号

フラワーバレンタインの普及活動を始める前に、JFMAとして取り組んできた物日があった。 3月8日(国際女性デー)は、欧州とりわけイタリアでは、春を告げる⻩色い花(ミモザ)を女性に送る風習があることを知ったからだ。新しい物日として「ミモザの日...
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【巻頭言】「バレンタイン文化の変容:14年目のフラワーバレンタイン」『JFMAニュース』2024年2月20日号

「フラワーバレンタイン」のイベントプロモーションが始まって14年目になりました。都内の花店を巡回してきましたが、今年のイベントは静かに終わったようです。小川典子さん(「花の国日本協議会」事務局)のコラムが「読売新聞」に掲載されていました。そ...