書評・映画評【映画評】原作:こうの史代『この世界の片隅に』(★★★★★) 戦前・戦中の軍港、呉市を舞台にした漫画の劇場版。戦艦ヤマトや原爆ドームが登場する。暗い戦争映画と思いきや、そこには思想的な宣教や直接的な反戦のメッセージはない。ただただ、18歳で広島から呉に嫁いできた主人公すずの日常を淡々と描いていく。2016.12.13書評・映画評
Research & Reports【セミナー記録】「国内オーガニック小売業最先端はどこに?」(オーガニックライフスタイルEXPO2016) 先週の金曜日と土曜日、東京有楽町の国際フォーラムで開催された「オーガニックライフスタイルEXPO(2016)」で小川がセミナーのコーディネーターを務めた。登壇した三人の講師の許可を得て、セミナーの記録をブログにて公開する。2016.11.27Research & Reports
Research & Reports【対談】「松尾雅彦×小川孔輔: これからの農業・農村の道しるべ (前編)非市場経済をどう成立させるか」」『農業経営者』2016年9月号 元カルビー会長の松尾雅彦さんと『農業経営者』で対談をさせていただいた。松尾さんは、「スマートテロワール」(囲み参照)の提唱者として知られている。実績のある実業家ではあるが、取り扱いがむずかしい人である。対談の前半部分がどうにか原稿に仕上がっ...2016.11.16Research & Reports
Research & Reports【復刻版】「第一章:老舗ブランドの伝統と革新“虎屋”」『当世ブランド物語』(誠文堂新光社、1999年) 17年前の原稿をアップする。秘書の内藤光香が、印刷原稿をデジタルに変換入力してくれた。オリジナル原稿は、1997年に書いた連載時の文章である。今読んでもまったく古びていない。虎屋17代当主の言葉は、「伝統と革新」の共存。2016.11.12Research & Reports
書評・映画評【書籍紹介】田家康(2013)『気象で読み解く日本の歴史』日本経済新聞出版社(★★★★) 陰鬱な本だった。先週末から読みはじめたのだが、途中で何度も投げ出しそうになった。現在、第3章「1300年イベントという転換期」に差し掛かっている。読書が停止してしまう理由は二つだ。内容が死者の数や飢饉のオンパレードで陰惨なこと。二番目はデー...2016.11.09書評・映画評
Research & Reports【連載】「日経MJヒット塾:明治のヨーグルトマーケティング(下)」『日経MJ』2016年10月10日号 明治のプロビオヨーグルトのマーケティング。連載(下)では、タイトルを「王道の戦術、店頭で面展開」としてみました。キーワードプラスは、カラーブランディングです。2016.10.18Research & Reports
Research & Reports【学生感想文】石井良明著 『成城石井の創業―そして成城石井はブランドになった』 日本経済新聞出版社 学生読書感想文優秀作品 6名の感想文を掲載する。2016.10.11Research & Reports
書評・映画評【映画評】新海誠・アニメ作品『君の名は。』(★★★★★) コレド日本橋・東宝シネマで、話題のアニメ作品『君の名は。』を見てきた。東京で暮らす男子高校生(立花瀧)と、飛騨の山奥の女子高生(宮水三葉)の身体が、夢の中で入れ替わるという話でした。新海監督によると、入れ替わりのヒントは、平安期の「とりかえ...2016.10.09書評・映画評
Research & Reports【連載】「日経MJヒット塾:明治のヨーグルトマーケティング(上)」『日経MJ』2016年10月3日号 副題は、「信頼基盤に需要「積み上げ」」。2回連載の(上)では、明治のヨーグルトマーケティングの約45年間の歴史と2000年から始まるプロビオシリーズのヒットを紹介している。筆者が命名した「積み上げ型のマーケティング」という概念で、明治の市場...2016.10.03Research & Reports