6日間の集中授業が終わった。昨夜、ふたたび「あなごや」(大井川共水うなぎ)に行った。うな重が3700円に値上がりしたのに、月曜日も土曜日も客席は満杯。ご主人がひとりで板さんを務めているので、てんてこ舞いの忙しさだ。
東京でも静岡でも、しらすの値上がりで、うなぎ屋が店じまいをしている。昼食で、うなぎを3千円以上で食べる客は特別だろう。わたしも、近くのうなぎの「あずまや」で昼を食べる頻度が落ちている。
それなのに、静岡のうなぎの名店「あなごや」が、なぜにこんなにも繁盛しているのだろうか?理由は、限定品(大井川、共水うなぎ)にあるのではないだろうか?いまや、天然養殖の共水うなぎ(脂がのって柔ら内かい)を食べることができるのは、東京のいくつかの料亭とあなごやだけになってしまった。
静岡でも、稚魚の価格高騰で、うなぎやの数が激減している。だから、特殊性があって、うなぎの味に特徴がある「あなごや」は大繁盛しているのだろう。
そんなことを思いながら、新幹線で東京へ。この暑さである。新幹線のホームにいる人間が茹で上がっている。この部屋に入るまで、廊下もやはり蒸し風呂状態だった。長い一日が始まる。
インドから川村君が一時帰国。いまから、隣の部屋にて、サクアのサンプリングの会(@エージングビーフ、飯田橋店)の会合になる。そろそろ、北関酒造の鈴木専務が車で大学にやってくる時間だ。
マクドナルドの7月の月次データが発表になっていた。客数が10%近く減少。客単価は上昇しているが、既存店は売り上げはマイナスに戻っている。
業績は予想の範囲ないのことなのだが、マクドナルドを見る世の中の視線がなんとはなしに冷たくなってきている。原田さんのやり方は、まちがっていない。もっとスローなオペレーションに戻る。正解である。
ただし、ギアの切り替えが遅すぎた感がある。もう2年早めに転換すべきだった。3.11の直後にそれができていれば、いまの状態はちがっていただろう。