もうひとつの敗北: 特捜部の権威失墜(村木元厚生労働省局長の無罪判決)

 出発前にコメントしておきたい。特捜部の捜査のやり方に対して、きびしい判決が下された。負けたのは、特捜部の強引な捜査方法である。村木元局長の元部下に対して、「思い込み仮説」で無理やり自白調書をとりながら、証拠隠滅(メモを破棄)を図った事件である。


今朝の日経新聞には、「政治家と高級官僚を狙って、強引にでっち上げた(かもしれない)冤罪」とあった。正しい認識であろう。政治家と官僚のすべてが「悪事」を働いているわけではない。まじめな人間が多数派である。それが、、、、
  これで、「政治とカネ」の問題は、検察とメディアのでっち上げである可能性が、ますます高くなってきた。「小沢有罪判決」は、完全に遠のいた。今回の失策によって、民主党代表戦後の政治的な駆け引きには、完全に決着がついたわけだ。
 小沢氏への起訴の申し立ては、これでありえなくなった。これ以上、検察側は、世の中に向けて恥をかきたくないだろう。検察側のある種の「左翼きどり」は、時代遅れになった。特捜部の若手メンバーは、ショックが大きいだろう。尊敬する先輩たちが築いてきた路線が、瓦解した瞬間を見てしまったから。
 
 ところで、小川の個人HPでの「小沢ネタ」は、9月1日(5日,9日)にアップしてから、実にアクセス数が多い。とくに9月1日の記事「民主党の代表選は、予想通りの展開になっている。小沢氏勝利の先に来るものは、、」は、ちょっとした記録である。これまでにないパターンである。
 ふだんは、最初の二日間がアクセスのピークで、テーパリングオフ(しだいに減少)していくが、この記事だけは、まったくアクセスが落ちないのだ。異常値である。だれが、この記事を見ているのかが、不思議である。

 わたしのブログは、一日ほぼ1200~1600のアクセスがある(どこかの検索エンジンがサーチにきているときは、日量2500アクセスに急上昇する)。
 9月1日アップの記事は、そのうちのシェアで5~10%を占めている。以下に、アクセスの数値データを示す。

 月日(曜日) アクセス数
 09月1日(水)»   112
 09月2日(木)»   66
 09月3日(金)»   60
 09月4日(土)»   35
 09月5日(日)»   50
 09月6日(月)»   69
 09月7日(火)»   78
 09月8日(水)»   54
 09月9日(木)»   63
 09月10日(金)»   69