P型時間管理: 乱雑な部屋の状態と仕事の生産性との相関

 フランス人のウズニエ女史が著した『異文化マーケティング』の翻訳チェックに、朝方から取り組んでいる。ピアソン(会社名が変わったようだが、、)から年内に本書を刊行するため、「小川町物語」はそっちのけで(園田さんすいません!)、いまはこちらの作業を優先している。


本間君が訳した部分(1~3章)と6、7章が、私のチェックを担当している章だ。さすがに心理学修士の取得者だけあって、本間君はこの分野の文献に詳しい。そして、英語読解の能力が高いだけでなく、日本語の文章力もかなりのものだ。正確な翻訳である。
 文体をもうすこしきれいにしてほしいので、ちょっとだけ手を入れている。その他のひとたちの翻訳文は、ほとんど第1稿があがってきている。明日、本間君と打合せをする予定だ。

 わたしの自宅の作業場は、11畳の洋間である。最低限で必要な資料(図書)を収容している本棚と、資料の置き場になっている机が2セット。いま面と向っているPC作業机(プリンター台共用)。それから、いつでも眠りにつけるように、セミダブルのベッドが部屋の北側に置いてある。
 今現在のように、複数の書籍プロジェクト(4本)が並行で走っていると、資料整理が追いついていかなくなる。わたしの部屋は、そうとうに乱雑になってきている。なにがどこにあるか、そろそろわからなくなりかけている。
 ひとつのプロジェクトに集中しているときには、部屋の状態はよろしい。わりにきれいに片付いている。数年前はそのような状態だった。しかし、そのときに、生産性が上がっているかといえば、そうでもない。ふやけた仕事に仕方で、スピードも先送りにしがちになる。どちらかといえば、修羅場を作って仕事を追い込むほうが、P型時間(マルチタイム:並行時間管理)のほうが、わたしは居心地がよいし、生産性も高いようだ。

 本日は、「翻訳本」のチェック作業、「サービス本」の下ごしらえ(明日は、高島君のオイシックスの取材)、「小川町物語」の第2章再編集(連載分)の作業が並行して走っている。
 ちょっとお昼休みをとって休んでいたら、もう二時半である。連日のイノマネ中間発表でばて気味である。体調はいまいちなのだが、夕方からは「ランニング5K」(午前中2.5K)と「まないの湯」でのマッサージが予定されている。
 北海道を旅行しているひとは、涼しくていいな、と思いながら、翻訳チェックの続きに入ります。