昨日のことになる。何となく浮かない顔をしていたからだろう。「気分転換に、図書館にでも行ってみたら?」とかみさんから提案があった。葛飾区の図書館カードを見せられたので、自分でもカードを作って見ることにした。
次男の嫁(梓)が、しばしば孫たちと図書館から本を借りてくることがある。このところ、わたしは自宅でオンラインMTGに参加したり、講演や書籍のために資料を読んでいることが多い。在宅が連日になると、気持ちが落ちてくることがある。
今週に入って、かみさんが都内某百貨店のお中元のアルバイトで家を空けることが多くなった。自宅待機のわたしは終日、机に座ってPCの画面に向かっている。かみさんが言うように、気分転換に図書館に出かけるのも悪くはないと思った。
昨日、自宅から一番近い「にいじゅく地区図書館」に出かけることにした。自転車を漕いで国道6号線沿いの地区図書館(かつしか赤十字母子医療センター内)の玄関に到達した。1KMで5分ちょっと。しかし、木曜日は定休日らしく、ガラスドアの向こう側に見える図書スペースまでは入っていくことができなかった。
方針を変更して、金町駅の南口にある葛飾中央図書館に向かった。午前中に、様子見に中央図書館まで出かけていたのだが、マルエツの駐輪場が混雑していた。駐車スペースを見つけられず、中央図書館がある3Fのフロアまでは昇っていけなかった。
にいじゅく地区図書館から中央図書館までは、水戸街道(国道6号線)沿いを真っすぐに走るだけだ。午後の再チャレンジで、マルエツの駐輪場の前まで行くと、自転車整理係のおじさんが「どうぞ」と自転車を誘導してくれた。
マルエツの入口の横から長い階段を昇っていくと、中央図書館の玄関に到着した。ガラス越しに広々としたフロアに背の低い書棚の列が見える。書棚の脇には、読書用の椅子がたくさん並んでいる。かなり奥行きがある図書館だった。さすが中央図書館というだけはある。
図書館のスペースに足を踏み入れると、インフォメーションのカウンターがあった。物音ひとつしない。静謐な雰囲気の中で、読書中の来館者の邪魔にならないよう、静かにカウンターのお姉さんに質問した。
「初めてなので、図書カードを作りたいのですが、、」との質問に、彼女から住所・名前・電話番号を書き入れる用紙を渡された。素早く記入したカードを、PCの前に座っている別の女性に渡すと、数分で「カツシカ」というロゴマークが入った「葛飾区立図書館利用カード」が出来上がってきた。
きっと司書の資格を持っているのだろう。お姉さんは、新参者のわたしに利用の仕方を丁寧にレクチャーしてくれた。図書を借りる場合の上限冊数(15冊)や返却の仕組み、借りた本の返却が遅れた場合のペナルティなど。
葛飾区には中央図書館以外に、区内13カ所に図書館がある(休館日だった「にしじゅく地区図書館」は13番目)。借りた図書館でなくとも、借りた本を返却できるシステムになっている。図書カードを作ってもらったので、一度は、図書を借りてみようかと思っている。
中央図書館から帰り際に、いたずらをしてみた。わたしの本が、13カ所の図書館にどのくらい入っているか?館内のPCで、検索してみた。「小川孔輔」でヒットしたのが、最新刊の『ローソン』など11冊。「小石川一輔」で検索したら、私小説『わんすけ先生、消防団員になる。』が水元図書館に入っていた。
水元図書館のわんすけ本は、取り寄せができるらしい。便利なシステムだ。なお、わたしの蔵書を寄付する話を図書館の蔵書係の人と話したのだが、それはまた別の機会に、、、
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