【柴又日誌】#194:東京下町、7年目の年の暮れ(上)

 2018年10月に千葉県白井市から葛飾区高砂に引っ越してきた。今年(2024年)で8年目に突入している。その間に法政大学を定年退職して、事務所を千代田区神田小川町に移転した。ひょんなことから、東京都の準職員で本田消防署第11分団の消防団員になった。
 趣味のマラソンは続けている。月間200KMを超えていた時期もあったが、いまは月間の練習距離が100KMを超えることがなくなった。2年前に「(株)アールビーズ」の社外取締役の役目を終え、いまは「ランナーズ財団」の評議員を拝命している。
 

 今年(2024年)の重大イベント(事件)を記録に残しておく。恐ろしいことに、今年の10月で73歳になってしまった。老化もあって、記憶があいまいになっている。ブログを書くことで、どうにか認知症の進行を遅らせることに期待したい。無理かな?
 それでも、いまは健康状態はすこぶるよろしい。後述する「健康診断の結果(下)」を参照の事。

1 本の執筆(増刷2冊、『ローソン』のドラフト完成)
 春先に、林麻矢さんとの翻訳本『TrueNoth リーダーたちの羅針盤、フィールドブック』(生産性出版)を刊行した。著書は53冊目になった。年内に、本編の『TrueNoth リーダーたちの羅針盤』が5刷りになった。
 日本経済出版社から2009年に刊行した教科書『マネジメントテキスト マーケティング入門』も、今回で11刷りになっている。孝行息子である。紙の本や雑誌が売れない時代に、わたしの本は増刷になることが増えている。なぜなのだろう? 充分な時間を掛けて、資料を集めて地道に書き続けてきた結果である。
 来年(2025年)3月早々に、7年前から取材を続けたきた『ローソン』(最終タイトル)が、2022年の『青いりんごの物語』に続いて、PHP研究所から刊行になる。320頁で1600円(税抜き)、初刷りが1.2万部とわたしとしては、初版の刷部数で新記録である。

2 「孫育」の完了(ラン活の終わり)
 2人の女子の孫たちが、来年はそれぞれ小学校と中学校に進学する。保育園で年長さんの夏穂(6歳)が、来年4月から小学生になる。神戸の紗楽(12歳)は、なんと!桜が咲くころには中学生だ。 奈緒ちゃんからの連絡によると、歯列矯正がはじまったらしい。
 これにて、「ラン活」が終わる。6年前に、神戸の紗楽にランドセルをプレゼントすることになった。奈緒さんが探してきたのが、大阪の百貨店内のランドセル店(池田屋@静岡本店)で、紗楽はチャコールのランドセルを購入した。
 3年後に、2人の男子が小学校に入学した。どちらも土屋鞄ではなく、またしても池田屋のランドセルを選択した。高砂の穂高(9歳)はブルー、神戸の諒(9歳)はブラックを選んだ。そして、今年は夏穂の番だった。これも迷わず、銀座の池田屋でミントのランドセルを購入した。これにて、ジジババの孫育は終わることになる。

3 消防団活動(初出動と放水訓練)
 消防団に入団して2年目に入った。春先に、高砂1丁目で火事があり、初めて出動することになった。ところが、お恥ずかしい話だが、防火服も防火ヘルメットも防火靴も、出動に向けて準備していなかった。
 火災発生時、本部からのLINEメールが入ったとき、オンラインセミナー中だった。ワンタイム遅れて出動(連絡があってから30分後)。まずいことに、自転車で現場に駆け付けたところで、すでに火事は収まっていた。しかも活動服での出動という失敗まで。
 なお、夏場に初めて放水訓練に参加した。いつもは、消火訓練が終わった練習用のホースを水抜きして畳む係である。それが今回は、筒先を保持しての放水を経験することなった。自分でやってみると、そばで見ているのとは大違い。実際に水を含んで濡れたホースは、思っていたより重たかった。
 
4 株式投資(13年間の勝率)
 アベノミクスが始まってから13年(2012年~2024年)。この13年間は、わたしにとって黄金の時期だった。若いころの株式投資での失敗を、人生の後半で完全にプラスに転じさせることができた。
 13年間の勝率(年間を通してプラスになった年)は、85%(11勝2敗)。今年も終わってみれば、投資収益率は24%だった(配当含む)。13年間の収益率も20%は超えている(ストックオプションを含む)。実は、いまの家の20%は、6年間の株式売買の戦利資金から構成されている。
 高砂の家の2階の部屋の半分は、株式御殿の一部である。ただし、来年以降は、相場の見通しを楽観視していない。来年から数年間は、株式市場で大波乱が起こるような気がする。

 この続きは、また明日(下)。
 

 

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