前日(4月21日)午後21時30分の「秩父雲海情報」によると、4月22日朝の雲海出現確率は17%。4月の平均値は20%である。前日の夜まで、傘が必要かどうかの微妙な小雨だった。
夜遅くまでふたりと市内のバーで飲んで、古民家ホテル「番場おおそね」に戻るころには、雨が小降りになっていた。このまま、朝方までに雨がやんでくれれば、雲海の発生が期待できる。ただし、天気予報は、翌日の昼頃まで小雨が降り続くことになっていた。
雲海は、前日が雨のときに発生しやすい。放射冷却で地面から蒸気が上がってくるかららしい。雲海発生の第一条件は満たしている。問題は翌朝、太陽が顔を出すかどうかだった。ところが、朝方になっても、しとしと雨が続いていた。雲に隠れて、お日様は山際から上がってこない。
朝早く5時半には起きて、秩父ミューズパークまで車を走らせた。急な斜面を昇って行って、秩父市街地を見下ろす。市内はうっすらと白い霧に覆われている。対面の河岸断層の丘に、綿あめのような雲はかかっているが、山際から雲海が発生する気配はない。
木村君の提案で、対面の羊山公園までBMWで登っていった。しかしながら、芝桜の丘でも雲海が発生する気配はない。むしろ霧が晴れてきてしまっている。あたりの白い靄は消えかかっている。
というわけで、2024年4月22日の雲海チャレンジは、あえなく失敗に終わった。
それでも、森田くんとの5年越しの約束(ダイハツのコペンで山道を並走する)は実現した。まあ、4月の雲海発生確率は2割だから、まあよしとしよう。11月になれば、雲海発生確率が50%に上がるらしい。
「紅葉のシーズンに再度チャレンジしよう!」と言って、2人とは別れた。この報告は、知人・友人とブログやインスタグラムの読者には送ってある。しかし、いつも秩父旅行に同行してくれるマドンナ(松尾さん)が参加していないことが、雲海ツアーの結果に影響したのかもしれない。
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