秋田から帰京後、毎日のように自宅で料理教室が開かれている。本日は、秋田から持ち帰ったじゅんさいで、酢の物を作ることになった。鮎のコンフィに続く、「料亭料理」である。主菜は、ふるさと納税で調達した稲庭うどん。昨日の夜食で作った鮎のコンフィが、一匹だけ残っていた。秋田料理3点セットで、ずいぶん贅沢なランチになった。
インスタグラムに投稿した「高砂料理教室」のメインは、じゅんさいの酢の物である。秋田料理の店では何度も食べているが、自分で料理をするのは初めてだった。今の時代は本当に便利になったものだ。ネットでレシピを検索して、みりん、お酢、お醤油に、きゅうりとショウガを準備した。
秋田の沼から持って帰ったじゅんさいを、水に流して汚れを取る去る。熱湯を注いで湯がくこと約10秒間(レシピによっては、30秒~1分というのもある)。じゅんさいの滑り(ぬめり)が完全に落ちないよう、慎重に氷水に浸してからザルにあける。
レシピ通りに、冷やしたじゅんさいに、みりんと酢にお醤油(3倍酢もどき)を混ぜる。すりおろしたショウガを溶いて、薄くスライスしたキュウリを加える。実際には、じゅんさいの下にキュウリを敷く感じになる。
これで、じゅんさいの酢の物が出来上がり。やってみれば、どうということはない。しかし、レシピ通りの分量で調味料を混ぜ合わせないと、きっと美味しくはできないだろう。最初なので、厳密にスプーンで計量しておいた。わたしとしてはめずらしいことだが、ここは外してはいけないと思った。
自宅キッチンのレンジ脇では、かみさんが稲庭うどんを湯がいている。こちらも氷水に浸して、うどんのぬめりを除去する。ザルから掬い上げると、コシがあるつるつるの稲庭うどんが出来上がり。薬味には、2種類のネギ(刻んだ白葱と小葱)と、じゅんさいのためのショウガを投入してある。
うどんのつけ汁には、市販のものを使用していたようだ。ブランドはわからないが、カツオと昆布の出汁だろう。待つこと3分。じゅんさいの酢の物と一緒に、美味しく稲庭うどんをいただいた。
秋田から戻ってから、連夜の家庭料理だった。さすがに疲れた。真継君の提案で、今夜は、3家族で鉄板焼きの「ホクホク」に食べに行くことになっている。
東京滞在中の神戸組からは、諒くんだけが、夕方のパーティーに参加する予定だ。奈緒ちゃんと紗楽(さら)さんは、奈緒さんの実家(墨田区)に泊まることになりそうだ。
いまだに東海道新幹線は遅延しているらしい。紗楽が、長逗留で体調がよろしくない。少し熱が出ているさらの体調を考えて、神戸組の三人は、出発を一日遅らせることになった。