消防団員のお仲間で同僚、第11分団の荒谷龍之さんから、つい先ほどLINEに友達申請が来た。何事かと思ったら、「今日タチウオとアジ釣りに行ってきました。もしよかったらお裾分けと思いまして、連絡をしました。本日はご在宅ですか?」。あー残念。本日は、かみさんが京都で不在なのだ。
絶好のチャンスを逃してしまった。アジもタチウオも大好物の魚だ。そういえば、先週の消防団の集まりのときに、荒谷さんは、「釣りが趣味なんです」と言っていた。わたしが、「タチウオは、フライでも刺身でも好きなのです」と返事したことを覚えてくれていたらしいのだ。これは、しかし、仕方がない。荒谷さんにはお断りで返信することにした。
「荒谷さん、こんにちは。連絡ありがとうございます。ありがたい話なのですが、本日、シェフが京都なのです。わたしは、お魚をさばく技を持っていないのです。小川より」。荒谷さんからは、「また釣りに行くときにご連絡します。魚が釣れればの話ですが」と返信があった。
わたしも学生のころに、砂浜でキスの投げ釣りをしていたから、釣り人の事情がよくわかる。狙った魚がいつも釣れるわけではない。わたしの場合は、キスではなくて、草ふぐに餌のゴカイと釣り針をとられてばかりのときがあった。草ふぐの歯は強烈なのだ。テグスがしばしば切られたこともあった。
それにしても、アジとタチウオ、生のお刺身で食べたかった。この後、夕方から行くの予定はないのだが、「すすむさん」(寿司ダイニング@高砂駅前)のところで、タチウオとアジをさばいてもらうことはできないだろうか?ふと考えてしまった。
荒谷さんには、LINEに追伸のメールを送っておいたが、その後の返信はない。何事もそうだが、人間はやはり技をもっていないと、こんな時には損をすることになる。いつか料理教室で、「男の料理」がテーマで、「生の魚を包丁でさばくコース」があった。こんなことが頻繁に起こるようならば、自分で魚をさばく技能を会得するしかないかも。
芸(技)は人を助く。せっかく、鮎のコンフィが料理できるようになったのだから。この際は、鮎の刺身をさばくことに挑戦してみようか。どうだろう。神戸のシェフの方たち。