【柴又日誌】#78:シネマ歌舞伎の鑑賞を浴衣で@東銀座

 毎日、暑い日が続いている。本日は日曜日、東銀座のシネマ歌舞伎に招待された。かみさんと浴衣で出かけることにした。新しい浴衣は準備が間に合わなかった。そこで、その昔に長男が着ていた紺地の浴衣で、裾の丈を調整してもらった。彼の方がわたしより身長が10センチほど大きい。

 

 シネマ歌舞伎とは、松竹が運営する実写版の歌舞伎の映画放映である。HDカメラで実際の歌舞伎を撮影して、映画館で放映する趣向である。放映場所のリストを検索すると、全国各地に松竹系の映画館がたくさん見つかる。本日は、東銀座までかみさんと浴衣で鑑賞で出かけることになった。

 演目は、野田版の鼠小僧。シネマ歌舞伎では、これが定番らしい。放映時間は、150分らしい。劇団四季の上演時間も、だいたいこの長さあたりだと思う。静かに鑑賞してこよう。「舞台」が跳ねたら、何を食べて帰ろうか?日曜日の東銀座は、開いている店もたくさんあるだろう。

 

 浴衣で外に出るのは、何年ぶりだろう。コロナがはじまった最初の年に、寿司ダイニングすすむさんに、かみさんの職場の方たちと出かけて以来である。あのころは、高砂に引っ越してきたばかりで、何をやっても珍しくて、経験が新鮮だった。

 本当ならば、先々週、神田明神下の鰻屋さん(神田川)に寄ったときに、やまとのオーダーメイド着物店「Y&Son’s」で、今日のために浴衣をあつらえるはずだった。大雨と翻訳の仕事で、そんな時間が取れなかった。次回は、矢嶋さんに電話して寄ってみることにしよう。