【柴又日誌】#205:諒くんに、新しい自転車を買ってあげる。

 前回の関西旅行(3月19日~20日)では、神戸で暮らしている長男の息子、諒くんと約束をして帰ってきた。諒くんとふたりで、六甲アイランドの周りをジョギングしていたときのことだ。諒くんが漕いでいる自転車のかごが、かなり錆びついていることを発見した。
 小学校4年生の諒くんには、タイヤのサイズもやや小さくに見える。自転車は、お姉ちゃん(中学1年生の紗楽)からのお下がりらしい。世の常で、兄や姉がいる下の子供は、上からの「お古」をあてがわれる。諒くんもその例にもれず、小さな古い自転車に乗っていた。

  
 ここは、わんすけジイさんの出番だ。
 数年前に、自転車販売チェーン店の「サイクルベースあさひ」の仕事をしたことがある。わたし自身は、Panasonicの電動アシスト自転車「ベロスター」に乗っている。ベロスターは、これで2台目になる。良い自転車の見分け方について、わんすけ先生はプロフェッショナルだ。
 というわけで、明日からの関西出張では、神戸の息子の家に寄ることにした。諒くんに新品の自転車を買ってあげるためだ。ネットで検索してみると、六甲アイランド近くに「青木」(京阪)という駅がある。そこに、サイクルベースあさひの店舗「サンシャインワーフ神戸店」があった。

 これで、事前の店舗チェックが終わった。あとは、現地で諒くんに好きな自転車を選んでもらうだけだ。自転車の色は、ブルー(ローソンの看板色)か?ブラック(ランドセルの色)?だろう。
 神戸のファミリーは去年、自分たちのマンションを購入できた。前の賃貸マンションは狭かったから、子供たちが小さいころは、かみさんとしばしばベイシェラトン神戸に泊ってものだ。紗楽(さら)が手術で入院したとき、わたしは一晩、ベッドのそばで添い寝をしてあげた。
 それもいい思い出だが、諒君には、特別に何かをしてあげた記憶がない。ようやく、諒くんにプレゼントができるチャンスに恵まれた。新品の自転車を喜んでくれるといいが。高砂の孫たち(穂高と夏穂)のように、神戸のファミリーは近くに親戚がいない。
 長男夫婦は、自力で何でもやらないといけない。子育てには、かなり苦労している様子だ。わたしたち夫婦は数年前に退職している。連休の神戸訪問は、せめてものアシストのひとつだ。

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