ビル・ジョージ著(2017)『True North:リーダーたちの羅針盤』(生産性出版)は、順調に版を重ねている(現在、第4刷)。同書には、ハーバード・ビジネス・スクールでのクラス討議や、実践的な研修セミナー用に『オーセンティック・リーダーを目指す皆さんへのガイドブック(第2版)』(2015年)が刊行されている。
そこで、昨年12月に、ビル・ジョージ他2人の共著者による『実践ガイドブック』(第2版)を翻訳することにした。目的は、半年前のブログで紹介したように、本編『True North リーダーたちの羅針盤』が外部のセミナーでしばしば利用されていることを聞いていたからである。
そのようなニーズがあるのなら、わたしたちが独自に主宰して、研修セミナーを開催しようと思いついた。そのため基本テキストとして、『ガイドブック』を役立てることができると思った。半年後のいま現在、ラフな翻訳文が仕上がってきた。もくじの訳文も、以前のものと少々変わっている。
以下に、現在進行中の暫定版を掲示する。この後、6月中旬から7月はじめにかけて、小川の「アフターゼミ」(@神田小川町)に参加している元院生たちに依頼して、暫定版の訳本(180頁超)を通んで内容を評価してもらうことにした。彼らに評価を依頼する狙いは、彼らがわたしたちのテキストを使って、研修セミナーを開催できる土台を作るためである。
明日、アフターゼミのグループLINEに、暫定版のPDFをアップする。元院生たち(アフターゼミ参加者のみなさん)は、お楽しみに。
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ニック・クレイグ、ビル・ジョージ、スコット・スヌーク(2015)
『True Nirth リーダーたちの羅針盤 フィールドブック:
オーセンティック・リーダーを目指す皆さんへのガイド(第2版)』
<目次>
はじめに フィールドブックを改訂した理由
序章 オーセンティック・リーダーシップの育成が必要な理由
第1部:リーダーシップへの旅路
1. 人生経験(ライフ・ストーリー)
2. 道を見失う
3. 試練
第2部:オーセンティック・リーダーシップの発見
4. 自己認識を養う
5. 価値感を実践に移す
6. スイート・スポットを見つける
7. サポート・チームをつくる
8. 人生(公私)を統合する
第3部:オーセンティック・リーダーシップを実践する
9.「私」から「私たち」への転換
10.志あるリーダーシップ~パーパスを持ってリードする
11.他者をエンパワーしてリードさせる
12.オーセンティック・グローバル・リーダーになる
13.リーダーシップ開発プランを立てる
あとがき
付録A このガイドの使い方
付録B リーダーシップ・ディスカッション・グループの作り方
著者について