【柴又日誌】#63:富山の本わさびプロジェクトは、3人の木村チームで!

 「富山県に、グローバルなわさび産地のセンターを!」というブログ(https://www.kosuke-ogawa.com/?eid=5642#sequel)を2か月前に書いた。きっかけは、糸魚川市でわさびを温室栽培している「SKフロンティア」の澁谷一正社長と出会ったことだった。糸魚川の訪問記録はブログで紹介している。ようやく富山県とのミーティングを昨日になって持つことができた。

 

 元院生の木村ともえさん(JR東日本企画)の人脈とチャネルを突破口に、本わさびの一大プロジェクトがはじまりそうになっている。当初は、澁谷さんの栽培技術(栽培技術特許)と富山の水資源を組み合わせた「わさび産地形成プロジェクト」(富山おいしい本わさびPJT)として企画提案したものである。

 プロジェクトの詳細は、すでに公開されている提案書をご覧いただくとして、このプロジェクトの人的インプットは、(1)富山県(農業関連部門)、(2)SKフロンティア(澁谷社長)、(3)法政大学チーム+ミヨシ種苗を想定している。ところが、今回のzoomミーティングまで2ヶ月の間に、つぎのような編成に組織構成が膨らんでいた。

 

(1)富山県側:富山県庁チーム(3名)+木村宏君。木村君は、元小川ゼミ生で、地場のスーパー「オレンジマート」の社長から上場企業のスーパー「アルビス」の取締役を経て、現在、地元で新しいマーケティング関連の起業に取り組んでいる。

(2)SKフロンティア(澁谷一正社長)には、息子さん二人がいることが判明した。

(3)法政大学チーム:小川の他に、元院生で「日本わさび協会の設立者」の金子美愛さん、元ゼミ生でコープデリの青果部長、木村芳夫さん。そして、JFMA副会長でミヨシ種苗会長の三好正一さん。

 

 ご覧いただくとわかるが、偶然にも、この本わさびプロジェクトには、三人の木村さんが絡んでいることがわかる。富山とのつなぎ手の木村ともえさん、地元富山の商業者の木村宏さん、そして、コープデリの木村芳夫さんの3人の木村さん。

 さらに、わたしはおもしろい偶然に気がついた。SKフロンティアの澁谷社長の名前は、一正さん。そして。ミヨシ種苗の三好社長の名前は、それをひっくり返した、正一さん。回文のような組み合わせだ。「しりとり名」ともいえる。

 というわけで、富山わさびプロジェクトは、そろりとスタートすることになった。コロナで全員が一堂に会するまでには時間がかかりそうだが、3月の初旬に、現地の富山か糸魚川か、あるいは、東京でブレストを実施することで話は進行している。