カインズのDX戦略、池照本部長のインタビュー(本日、午後)

 日本DIY協会から、会報誌にコラムを依頼されている。年初と夏ごろの年二回、見開きの2ページ(2500字前後)の寄稿文になる。これまでは、HCが直面している経営課題に対する分析や提案を取り上げてきた。2000年ごろから、「DIY白書」を10年間ほど執筆していたので、コラムはその後継の仕事になる。

 

 今回は、いま話題の「小売業のDX戦略」についてである。昨年夏から、取材目的の外出がほぼできない状態でいる。わたしは、現場でのインタビューがないと、原稿を書くのがなんとなく不安になる書き手である。直接のエビデンスがほしいからである。

 そこで今回は、カインズの土屋裕雅会長に依頼して、「カインズのDX戦略」の要の位置にいる池照直樹本部長を紹介していただいた。余談になるが、池照本部長は、経営大学院の2期生(池照夫人)の旦那さんである。そのことを知らされたのは、まったくの偶然だった。あれは、2016年の秋から冬にかけてのことだったように記憶している。

 池照夫妻と会食している写真を、土屋さんがわたしのスマホに送り付けてきた。その会食の席には、土屋夫妻と池照夫妻が同席していたはずである。池照さんとの会話から、池照夫人(法政MBA、人事コンサルタント)がわたしの学生だったことを知って驚いたからだった。わがスマホに、「いま隣に池照さんという方がいらっしゃるのですが?先生ご存じでしたか」というメールである。

 その後のストーリーは、皆さんがご存じのとおりである。現社長の高家正行さんをミスミからスカウトしてくるなど、土屋さんはなかなかの「人さらい」である。池照さんもそのターゲットのひとりである。

 

 さて、本日のインタビューは、カインズの表参道オフィス <CAINZ INNVATION HUB>で行われる。14時から約1時間。正式には、デジタル戦略本部長(池照直樹氏)へのインタビューになる。経営企画部の中島さんからは、たくさんの資料が事前に送られてきている。昨日から資料を読み込んでいるが、仕事がなかなか終わらない。

 中島さんからメールによると、「ビル1階が自社運営のカフェとなっておりますので、カフェより入店いただきましてカウンターにて池照と面談の旨をお声がけくださいませ。当日何かございましたら中島までご連絡をお願いいたします」。

 港区北青山、表参道、、、なんとなくおしゃれなオフィスの雰囲気が漂ってくる。