きっかけは、近くのスーパーで購入した「シベリア」(餡子をカステラで挟んだ和菓子)の餡子(層)の厚さが不均一なことに疑問をもったからだった。自身のインスタグラム(ID=wanwanwansuke)に、シベリアの写真をアップしたところ、複数の友人(オーディエンス)から、ローカル(地方)のシベリアの写真が送られてきた。
秋田生まれのわたしにとって、シベリアとは、「餡子を長方形のカステラでサンドイッチした和菓子」だった。驚いたことに、生まれ故郷でわたしが食べていたシベリアとは、似ても似つかないシベリアがこの世の中には存在していた。しかも、地域ごとに、生産者(パン屋さん、お菓子屋さん)によって、シベリアの形や餡子の中身、カステラの製法が異なるのではないかと思われた。
驚愕の1番目は、「三角形のシベリア」が世の中には存在していたことである。追い打ちをかけた2番目の驚きは、餡子が二重(2列)になったシベリアは知っていたが、餡子の列の厚さが不均一な商品がかなりの頻度で見かけたことだった。さらには、販売者は大手の「山崎製パン」ではあっても、製造元を見ると地方のパンメーカーだったこともあった。
たとえば、東京のスーパー(イトーヨーカ堂)の高砂店で購入したシベリアは、青森の「工藤パン」というメーカーが作っていた。OEM生産者らしかったが、シベリアの製造元としての工藤パンは、けっこうメジャーな存在らしかった。インスタにあげたら、「わたしは工藤パンの系列です!」という聴衆が現れたりている。嘘ではないだろうから、全国各地に山崎製パンのOEM(委託生産先)としての工藤パンの工場があるらしいことがわかった。
なお、最初に写真をアップして2週間が経過している。いまのところで、次のようなことがわかっている。
(1)シベリアの形状には、3種類ある。
①長方形、②三角形、③円形(まん丸)
(2)カステラと餡子の比率
①一般的にはカステラの方が厚いが、②餡子の方が厚い場合もある
*人気のシベリアは、餡子が詰まっている傾向がある
(3)餡子の厚さ
①餡子の厚さが均等な場合が標準だが、②均一でない場合もある。
*シベリアの製造工程の問題なのか、あえて餡子の厚さを違えている(バラエティを持たせている)のかどうかは不明。
(4)カステラのテクスチャーは、商品(製造元)によって大きくばらつきがある。
(5)明治後期から大正時代に製造されていた人気の和菓子だったが、次第に人気がなくなり廃れていったようだ。
*製造元は、地方の和菓子屋さんやパン屋さん(製造小売り)。
**山崎製パンの場合のように、製造元(地方メーカーがOEM)と販売先(大手メーカー)が異なっている場合がある。
(6)老舗のお菓子屋さんが作る人気のシベリアが全国各地にあるらしい。
*いまのところ名前が挙がっているのが、
①横浜元町の「コティベーカリー」、餡子が甘くて重たそう
②佐賀の「村岡総本舗」、まん丸のシベリア
③岡崎市の「こらくや」、シベリヤという名前で「道の駅藤川宿」で販売
中身には餡子ではなく、「あわ雪」(メレンゲをふんわり固めたもの)を使用している。
というわけで、この際、ブログ読者(インスタのオーディエンス)に協力をいただき、全国にあるシベリアの実態を調査してみたい。ご協力をお願いします。ちなみに、具体的な商品については、小川のインスタグラム(ID:wanwanwansuke)をご覧ください。たとえば、
また、以下の調査票は、小川のメールアドレス(huko-ogawa@nifty.com)に返信をお願いします。
<全国シベリア調査>
皆さんの中で、「シベリア」を購入して食べている方(食した経験がある)方がいらっしゃいましたら、
「全国シベリア調査」にご協力をおねがいします。これまで食べたことがある「シベリア」に関する質問です。
Q1:そのシベリアの形状は?
①長方形 ②三角形 ③円形(まん丸) ④その他
Q2:カステラと餡子の比率
①カステラの方が厚い ②餡子の方が厚い ③ほぼ同じ
Q3:餡子の厚さ
①均等 ②不均一
Q4:餡子の層は?
①シングル(1列) ②ダブル(2列) ③その他( )
Q5:販売店と業態
①店名( )
例:イトーヨーカ堂(高砂店)、コティベーカリー(横浜元町)
②業態( )
例:専門店、スーパー、コンビニなど
Q6:店舗の所在地
①( )都道府県
②( )市町村
Q7:その他、自由記述(コメント)
あなたについて、お伺いします。
F1:お名前( )
F2:出身地( )都道府県
F3:現在地( )都道府県
F4:性別(①男 ②女)
F5:年齢( )歳