2016年に退職された安藤教授が担当していた授業である。4年目の今年度は、授業の枠組みは変えず、講師を一新している。200分の前半が、招待講師による講演(90分、Q&Aを含む)。10分の休憩を挟んで、後半(50分+50分)では、講師を交えてのクラス討議(グループ討議と発表、コメント)を行う。
なお、講師を招いて授業は対面で行われる。今年度に関しては、コロナ感染対策のため、講義教室が101教室から、市ヶ谷キャンパス大内山校舎(Y506教室、11/28のみY702教室)に移動になっている。注意のこと。
大内山校舎
テキストは、第1回目授業の前 12:00〜12:40に新一口坂校舎(法政大学経営大学院)【101教室】の前でも販売いたします。※授業は大内山校舎Y506教室で行います。
(現金のみ)販売価格 3,500円(税込) <定価(本体3,600円+税)>
お釣りの無いようご用意ください。
【テキスト(教科書) / textbooks】
『True North:リーダーたちの羅針盤』生産性出版
–ビル・ジョージ(監訳:小川孔輔、林麻矢訳)(2017)–
(原著は、True North 2nd ed.で2015年既刊)。
授業シラバスは、以下のようになっている(各回の「テーマ」は、わたしが暫定的に設定している)。
大学院で発表されている資料(シラバス)には、講師のリスト(6名)は掲載されていない。また、各回のテーマも、今回がはじめて公表される。招待講師は全員が確定している。昨年度同様、「ファウンダー:マクドナルド帝国のヒミツ」の上映から授業をはじめる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ビジネスイノベーター育成セミナー」(2020年、担当:小川孔輔)
【授業の概要と目的(何を学ぶか) / Outline and objectives】
本講座では、次世代のビジネスリーダーはいかにあるべきかについて学ぶ。授業は、実際にビジネスの世界等で活躍されている講師をお招きし、ビジネスリーダー観や個人的な体験談について話しを伺う。企業経営者や組織のリーダーたちとの討議を通じて、リーダーとしてのあるべき姿を学ぶ。ゲスト講師は、上場企業、中小企業、コンサルティングや国際ビジネスの経験者を予定している。
*今年度、授業内の講演をお願いしている講師の特徴は、長き渡って経営トップを支えてきた人たちに焦点を当てている(6人中3人)。
【到達目標 / Goal】
ゲスト講師の話を聴き、リーダーたちとの質疑を通して、ビジネスリーダーにとって何が重要なのか理解する。あるべきビジネスリーダー像が描けるようになることを目指す。
【授業の進め方と方法 / Method(s)】
毎回、ゲスト講師による講義を聞き、彼らと討議する時間を設ける。
【授業計画 / Schedule】 回 / No., テーマ / Theme、内容 / Contents
(1) オリエンテーション(11月14日)Y506教室
1. 映画上映(マイケル・キートン主演「ファウンダー:マクドナルド帝国のヒミツ」)
2. 討議: マクドナルド兄弟とレイ・クロックのどちらが創業者か?
起業家としてのクロックをどのように評価するか?
<参考文献> 小川孔輔(2017)「社長の「履歴」大研究」『新潮45』7月号
(2) 事例研究1(11月21日)Y506教室
3. ゲスト講師:(株)ロック・フィールド 中野郁夫参与
特別講義:「ロック・フィールドのDNAを次代につなぐ」
4. 討議:「デリカテッセン(惣菜)の未来事業をデザインする」
(3) 事例研究2(11月28日)Y702教室
5. ゲスト講師:(株)ローソン 専務取締役 宮崎純氏
特別講義:「ローソン人生18年間で語る経営と広報の関係性」
6. 討議:「ローソンがセブンを超えるためのマーケティング戦略」
(4)事例研究3(12月5日)Y506教室
7. ゲスト講師:(株)物語コーポレーション 創業者・相談役 小林佳雄氏
特別講義:「キャリア形成と意思決定」
8. 討議:「都市型立地への事業展開」
(5)事例研究4(12月12日)Y506教室
9. 講師:サントリーワインインターナショナル(株)部長 松尾英理子氏
特別講義:「女性のキャリア選択とサントリーのワイン事業(仮)」
10. 講演:「国内ワイン事業の改革」
(6)事例研究5(12月19日)Y506教室
11. ゲスト講師:(株)カーブスホールディングス 増本岳社長
特別講義:「カーブス事業戦略とわたしのキャリア形成」
12. 討議:「コロナ禍でのフィットネス事業」
(7)事例研究6 (1月9日)Y506教室
13. ゲスト講師:日本マクドナルド(株) 副社長 下平篤雄氏
特別講演: 「マクドナルド 復活の真実(仮)」
14.講義全体のまとめ
【授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等) / Work to be done outside of class (preparation, etc.)】
受講に当たって事前の準備学習を必要としない。ただし、毎回受講後、「ゲスト講師から学んだこと」をレポート用紙(A4)1枚にまとめて提出してもらう。
【テキスト(教科書) / Textbooks】
ビル・ジョージ(監訳:小川孔輔、林まや訳)(2017)『True North:リーダーたちの羅針盤』生産性出版(原著は、True North 2nd ed.で2015年既刊)。
【参考書 / References】
必要に応じて、授業内で適宜、招待講師と講義内容に関する資料を配布する。
【成績評価の方法と基準 / Grading criteria】
毎回の出席と討議への関与度(50%)、レポートの品質(50%)で評価する。
【学生の意見等からの気づき / Changes following student comments】
ゲスト講師との討議に多くの者が参加できるように進行を工夫する。
【学生が準備すべき機器他 / Equipment student needs to prepare】
ゲスト講師の要望に応じて適宜使用する。
【その他の重要事項 / Others】
オフィスアワー:講義前の1時間