『朝日新聞 朝刊』などで報道の通り、今年の東京マラソンが、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響で、中止になりそうだと報道されている。今朝5時に目が覚めて、枕元にある携帯をonにしたところ驚愕の発見をしてしまった。数日前から噂は、駆け巡っていたようだが、それはその後に気が付いたことである。
昨年まで第3回大会から、11年間連続で東京マラソンを完走している。抽選で当たったのが4回。途中からは、抽選で外れるとスポーンサー枠を探し、それでもだめだとなるとチャリティランナー枠で出場してきた。この頃は10万円の寄付枠を取るために、申し込み当日からスマホの画面とにらめっこしている。
東京マラソンは、フルマラソンの中では好記録が狙える大会である。実際に、「サブフォー」と呼ばれる3時間台が2回、残りの9回もすべて4時間台でゴールできている。最近でこそ、4時間30分を切ることができないでいるが、62歳までは3時間58分でゴールできたは。走りやすいコースと沿道の応援のおかげである。
今回で12回連続が一区切りになると思っていた。12月からは、エントリーで来ている友人たちふたりと、毎日走った距離を報告しあっている。月間200KMこそ走れていないが、160KM~180KMのペースで距離を着実に刻んでいる。例年になく体調もよかった。
快調だったはずの身体は、今朝の報道でいっぺんに萎えてしまった。まだ中止が決まったわけではないが、新型コロナウイルスの感染が収束する気配は見られない。どう考えて、一般参加者は東京の目抜き通りを走れる可能性が小さくなった。下手をすると、オリンピックの予選を兼ねている招待選手の競技も中止になるかもしれない。
午前中の報道を見る限りでは、わたしのような65歳以上の老人は、大会の参加に不利な条件が重なっている。老人はコロナウイルスに感染するリスクが高いらしい。若者は参加できても、わたしなどは年齢制限で出場停止になりそうだ。モチベーションがどんどん下がっていく。
本日は、月曜日である。昨日は公式レースはなかったが、一般に月曜日は休養日で練習もしない日にしている。本日は、浜町の総合スポーツセンターで筋トレとランを強行しようと思っている。そうでもしないと、モチベーションが下がりっぱなしになる。家族lineには、「昨日開催の京都マラソンでは、マスクをして走っているひとがたくさんいたみたい」(京都在住の長女、知海)の書き込みがあった。
この時点ですでに、わたしは、東京マラソンの中止を覚悟している。
先ほど、100種類の100円パンで有名なアクアの徳永奈美社長から、「連続完走記録、途切れさせたくないですね」と激励のメールをいただいた。わたしからの返信は、「中止の可能性大のようです」だった。
お先は真っ暗である。このまま、午後は浜町まで走りに行くことになりそうだが、しかし、気持ちがぜんぜん乗らないなあ。
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「東京マラソン、一般参加の縮小検討 全面取りやめも視野」
2020年2月17日 5時00分(朝日新聞オンライン)
2020年2月17日 5時00分(朝日新聞オンライン)
(https://www.asahi.com/articles/ASN2K00JHN2JUTIL01P.html)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月1日開催の東京マラソンについて、主催する財団が一般参加者の枠の縮小を検討していることがわかった。参加人数を減らしたり、一般参加者の出走を全面的に取りやめたりすることが選択肢に浮上しているという。関係者への取材でわかった。
東京マラソンは国内最大規模の参加者数を誇り、今回は約4万人がエントリーしている。男子の東京五輪の代表選考会を兼ね、招待選手の枠では、日本記録保持者の大迫傑選手や、前日本記録保持者の設楽悠太選手らが走る。
財団や都は、希望するランナーにはマスクを配るといった対策を公表してきた。しかしその後の感染拡大を受けて、対策の強化を協議。感染リスクの大きい高齢者の出走を制限することも検討している。
東京マラソンは国内最大規模の参加者数を誇り、今回は約4万人がエントリーしている。男子の東京五輪の代表選考会を兼ね、招待選手の枠では、日本記録保持者の大迫傑選手や、前日本記録保持者の設楽悠太選手らが走る。
財団や都は、希望するランナーにはマスクを配るといった対策を公表してきた。しかしその後の感染拡大を受けて、対策の強化を協議。感染リスクの大きい高齢者の出走を制限することも検討している。