学部フィールドワークと院生の最終プロジェクト発表会が無事に終わった。この先の学内行事としては、3月24日の学位授与式(卒業式)が待っている。この1ヵ月は、学生たちと別れる季節で、わたしたち教師はとても寂しい思いをする。しかし、この期間は、翌年の授業に向けての準備期間でもある。
教員たちは思いの外に忙しくなる。授業内講師への講演依頼や、新年度の新規プロジェクトなどがはじまるからである。カリキュラム作成のため、調整作業に取られる時間がたいへんである。そして、多くの関係者とコンタクトを取ることになる。
昨日になって、学部フィールドワークの最後の提携先企業が確定した。日本ではじめて機能性食品として畜産品を認定された「㈱クリマ」である。群馬県伊勢崎市にある会社で、ブランド豚の「氷室豚」を加工販売している。新宿伊勢丹やネットで、氷室豚を真空パックで販売している。
氷温熟成の豚肉(氷温豚)の特徴は、以下のようになっている。「豚肉が凍る一歩手前で 14日間以上熟成をさせることで、お肉と脂の旨みが格段に良くなります。その凍る直前の状態を作り出すために、一切の妥協をしません。氷温熟成することで旨み成分や甘み成分が増加し、ほのかに甘くしっとりやわらかな食感となるのです。豚肉特有の脂身を感じません。」
さて、2020年度のフィールドワーク提携先は、4社(共同プロジェクトが一件)を予定している。
1 「レッグス」(継続、今年はキャラクター制作関連)、
2 「石井育種場」(静岡の種苗会社)と「道頓堀」(埼玉のFC店)のジョイント(キャベツがテーマ)、
3 「イムラ封筒」(B2B:テーマは未定)、
4 「クリマ」(氷室豚を予定)。
また、新しいプロジェクトに学生たちと取り組むことができる。来年度は、ベンチャー体質の企業が多いかもしれない。