米ミズーリ州に住む70歳の女性が、連続マラソンで偉業を達成したというニュースが入ってきた。世界7大陸で7日連続で7回もマラソンを完走。その女性は、クリーニング業を営むチョー・スミスさんという女性で、この走破の練習に半年以上も準備をしたという。
知らせてくれたのは、山形に住む農協職員の友人(渡部さん)だった。「冬場のマラソンは、米沢ではたいへん」と、いつもは嘆きのメールをくれるランナー友達だ。それはそうだろう。秋田生まれのわたしには、冬場のマラソンがほぼ不可能なことはよくわかる。
さて、ネット経由でチェックした情報の続きは、つぎのようになっていた。驚くべき女性だが、すでに70歳。65歳になって、体力がなくなったなどと嘆いてはいられない。このひとは、そんなことはお構いなしの超人だ。見習わなくては、、、
今年1月25日~31日にかけ、オーストラリア・パース、シンガポール、カイロ、アムステルダム、米ニューヨーク州ガーデンシティ、チリ・プンタアレナス、南極圏のキングジョージ島でマラソンに挑んだ。
毎朝起床すると26.2マイル(約42.16キロ)を走り、それから飛行機で次の大陸へ移動してまたマラソンに挑む毎日。7大陸マラソンは専門の旅行会社が企画し、スミスさんのほかにも9人が参加した。
初日のオーストラリアでは気温が37度を超えてかなりの日焼けを負い、2日目のシンガポールからカイロへの移動では、便が遅れてエジプト到着がレースのスタート直前になった。
「部屋へ行って着替える時間は10分しかなかった」「鍵が合わなくて10分をほぼ使い果たし、涙が出た」とスミスさんは振り返る。スミスさんはカイロでのマラソンを7時間以内に終えることを目標としていたが、旅行会社の担当者は便の遅れを理由に、6時間以内にゴールしてほしいと一行に指示。スミスさんにはハーフマラソンにすることを提案した。
しかしスミスさんは、5時間51分でフルマラソンを走り切った。「この日以来、ハーフマラソンにしろとは2度と言われなくなった」と笑う。
この記事を読んで、わたしは心を入れ替えることにした。東京マラソンを9年連続して完走した後は、「東京マラソン・ロス」になっていた。先週も今週も、せいぜい毎日5~7KM程度。
絶対にこれではいけない。明日から、心を入れ替えてマラソンに復帰します!