北京花博ツアー2019年#3: 北京の小売事情

 今日は移動日になる。空港に行く前に、ショッピングの予定。北京市内からはスーパーが消えてしまったようだ。無理を言って、午前中にどこか近くのスーパーに行ってもらうように頼んだ。参考まで、ビジネススクールに留学してきている中国人の女子学生に、北京の料理事情を尋ねてみた。

 

 わたしからの質問。
 「北京市内にはスーパーがほとんどないみたいですが。食事はどのように準備するのですか?料理はしない?」
 彼女からのお返事です。☆彼女は童顔ですが、20代後半だと思います。
 「子供のいる家庭は料理します。両親と一緒に生活している家庭も料理はします。それ以外は、平日だと外食と出前が多いですね。料理を作るのは、週末と祝日くらいかなぁ」

 さらに、少し引き気味の彼女にわたしから突っ込んで、
 「やはり作らないのですね。包丁は持ってますか?最近の若い夫婦は日本でもサイゼリヤ状態?つまりキッチンに包丁を持ってません」
 お答えは、
「包丁ですか。微妙ですね。笑、中国にいるときは持ってませんでしたね」
 少し恥ずかしそうなお答えでした。
 彼女の説明によると、長安街や故宮など、中心部にはスーパーはない。共稼ぎ夫婦が多いので、平日は出前や外食。かつてはウォルマートやカルフールが繁盛していたが、今は物美や華聡などが残っている。イトーヨーカ堂は撤退。
 生活習慣が変わって、スーパーが成り立たなくなっている?

 午前中に、WUMART、中国名は物美を視察訪問。地元のスーパーで30年ほど前に日本の技術を導入。北京のあたりでは大手。売り場の印象。
1.1階は加工食品や日配品、冷凍食品、2階は青果と精肉、これは量り売りが基本。3階が雑貨と日用品。
2.品揃えは豊富、品質はそこそこ。パッケージが大きい。清潔度はかなり落ちる。値段は、青果は安いが牛乳などは日本と同じくらい。
3.客は年寄りばかり。若い人は、買い物しないらしい。留学生が言った通り。

 なお、昨夜は、ニューオータニ近くにあるローソンを覗いてみた。店舗の大きさは日本の半分。しかし、売り場はほぼ日本と同じ構成になっている。
 カウンターコーヒーのセルフサービス、おでん、イートインコーナーもある。清潔度は、スーパーより格段に上のレベル。
 夜間だったので、ワンオペで運営。レジを見ていると、ほぼ全てが、バーコードをかざしてキャッシュレス支払い。日本人の私達だけ現金払い。値段は高い。
若いお客さんばかり。女子比率が高い。飲料とスナック。タバコ。夜9時過ぎなのに繁盛している。