「将来構想委員会の立ち上げと会員の意識調査」『JFMAニュース』(2017年1月20日号)

 日本フローラルマーケティング協会の設立から今年で17年目になる。長い間、大幅に理事会メンバーを入れ替えることをしてこなかった。事情は多々あるのだが、同じ理事会メンバーで長く活動していると、いつしか仕事がルーティンワークになっていく。当初思い描いていた本来の理想像からかけ離れた活動をしてしまっているかもしれない。


そこで、JFMAの全体像を見直しするため、次代を担う若手メンバーを中心に、「JFMA将来構想委員会」を立ち上げることになった。昨年の夏前のことである。JFMAの将来に向けて、従来からある活動を見直し、将来に向けて若い人たちに自由に新しい青写真を描いてもらうことにしたわけである。

 これまで4回の検討会で討議を重ね、昨年12月に、三好正一理事(ミヨシグループ社長)を中心にしてまとめてもらったアイデアを、会長のわたし宛に中間答申として提出していただいている。前回(2016年12月)の理事会では、理事会メンバーに対して、三好リーダーから中間答申の内容を説明していただいた。今後は、理事会で答申内容について討議することになる。最終報告書は3月に提出される手はずになっている。

 わが会の将来構想策定の参考にすべく、最終答申を出す前に、一般会員に向けて、「JFMAの活動についての意識調査」を実施したいと考えた。会員向けにアンケートを実施する狙いは、これまでの活動をプラス・マイナス両面から忌憚なく評価していただき、新たな活動方針を策定するためである。
 考えてみると、一般会員に向けて、JFMAの基本理念について丁寧に説明してきたつもりではあるが、さまざまな活動(例えば、国内外のセミナー、海外ツアー、フラワービジネス講座、会報誌の発行、日持ち保証の実施、MPSの普及活動、花きの情報収集・発信、周辺業界での成功事例の紹介)など、JFMAの活動そのものについて、参加者の意識や参加度合い、活動に関与する場合のモチベーションの高さなどをたずねてみたことがなかった。将来構想を練る意味でも、会員の意識調査は必要だと考え、アンケートを通して自由に意見やニーズ(要望)を答えてもらうことにした。

 今月号に、「JFMAの活動についてのアンケート調査」というタイトルで、以下のようなことを質問したアンケート用紙が同封されてある。あらためて会員の意識と要望ニーズを把握し、将来構想の策定に役立てたいと考えている。たくさんの会員のかたが、アンケートに答えてくださることを期待している。JFMAの新たな出発のため、基礎データとして活用させていただくことを企図している。具体的には、

①個人(会社)のJFMAの活動への参加(積極性の度合)
②積極的に参加している場合、どのような活動に参加しているのか?
③あまり参加に積極的でない場合は、参加できていない理由はどのへんなのか。
④JFMAが提供する機能として欲しいものはどのようなものか。
⑤ご自身の仕事で問題(悩み)だと思っていることは?

以上のような項目がアンケート用紙には盛り込まれている。重ねて、調査へのご協力をお願いします。