本日、大学院の「マーケティング実行論」の授業は、商品開発がテーマになる。キリンビールでオーガニックビール(シングルモルトビール)を開発したチームのリーダー、門田さんに「商品開発」をテーマに講義をお願している。講義のあとでは、自分たちでコンセプトを作成する演習が待っている。
そんなところに、「若い力が集結!国産ホップを使ったビールで盛り上がる“ビールの里”ってどこ?」(
「“ビールの里”と聞いて、ビール大国のドイツやベルギーの街や村を想像しませんか?実は日本の国産ホップの一大産地、岩手県遠野市のことなんです」ではじまる記事だった。
この記事によると、岩手県の遠野市は、これまで長い間、国産のホップの産地だったらしい。農業生産とビールの醸造に若い人たちが集まってきている。いつしかビール醸造の町に代わっていく兆しがある。米国に追随して、日本も地ビールブームになりそうだ。
昨年、イノマネを卒業した小林大亮君は、東京の西地区(八王子)でビールの醸造所を開く準備をしている。ご記憶の読者の方も多いと思う。予想通りに、ビール醸造の免許取得はハードルが高い。手続きが難しく、免許取得は思ったより先になりそうだ。
それでも、自分でホップを栽培しながら、製造技術を学んでいる。そろそろ免許取得も近いようだ。『シェアードブルワリー』を運営する工場兼レストランの場所は、ずいぶん前に確保してある。「来週には、工事が完了しそうです」というメールが小林君から来ていた。
年末にかけて、ちょっとした「マイ・ビールブーム」になりそうだ。
授業には、20歳以下がひとりもいない。安心して、本日は、授業内で「キリン・シングルモルトビール」の試飲ができる。