JFMAドバイ、ナイロビ、ロンドンツアー#2:ケニアのバラ産地ナイバシャ湖に向かう

 専用バスでナイバシャ湖に向かっている。二つの農場を視察する予定になっている。どちらも、フランスのバラ育種会社メイアン社からの紹介だ。20〜30haの栽培規模は、ケニアでは中規模の農園だ。ピゴットフラワーとワイルドファイアーフラワーは、2000年頃にフランスから移住してきたフランス人によって経営されている。



 詳細は、本日の視察が終わってから報告する。峠に差し掛かっていて、標高は2000mを超えている。バスは霧の中を走っている。案内人の海下さんによると、このあたりは昔はお茶の産地だったとのこと。
 イギリスの植民地だったから、紅茶用のお茶を栽培していたらしい。霧はお茶には良いらしい。そういえば、マレーシアのキャメロンハイランドやインドネシアの標高1500~2000mの高度のところは、やはり同じように霧がかかっていた。

 ところで、成田からドバイ経由でナイロビまで、24時間のフライトだった。長いフライトの後、ホテルまではわずか20km。なのに、たどり着くまで3時間かかってしまった。急成長している新興国の首都にありがちな、えらい渋滞だった。公共交通機関がまったくないため、自動車に輸送を依存するしかない。
 人間も物流もそうだ。街中でも信号がほとんどない。そうなので、頭から突っ込んだ方が勝ちになる。結局、道路を逆走したり、無理やりに右折する車が出て、これが渋滞を加速させている。
 バス路線を完備させたコロンビアのように、モノレールを開発した最近のバンコクのように、マストラを計画的に作らないと、経済的な損失になる。

 バスは大地溝帯、グレートリフトバレーに差し掛かっている。標高は2400m。北に向かっている。眼下に素晴らしいパノラマが開けている。