あ~、やられた! アマゾン書評にテロリストが。

 久しぶりに、拙著『しまむらとヤオコー』(小学館)のアマゾン・ランキングを調べてみた。ヤオコーが23期増収増益(5月)、しまむらが上海に出店する(4月)など、とりあげた両社ともに、マスメディアのニュースに登場する機会が多いからだ。


 
 アマゾンのランキングは、総合で21,005位、小売り部門では、22位である。発売1年半を経過して、このランキングはすばらしい。それはよいのだが、評価点の平均値が、3.6点に下落していた。なんと!「1点」(5点満点の最低点)を付けてくれた評者が出現したからだった。

 もちろん、評価者の主観が入っているのだろう。1点でも構わなのだが、アマゾンの評価は平均点である。4点(やや満足)が平均的な評価だから、1点を付けられると、5点(大満足)の4人相当分が相殺されてしまうことになる。
 これまで沢山の本を書いてきたが、「1点」(まったくおもしろくない)は、今回が初めてである。大学の授業評価やCS満足評価では、こうした評者を「テロリスト」と呼んでいる。
 体操やアイススケートの得点評価では、あるいは、論文審査などでは、テロリストの評価を排除するために、最高得点と最低得点を足きりする方式を採用している。

 アマゾンや食べログなどでも、この方式を採用してはいただけないだろうか。本日のわたしのお願いである。レストランの評価でも、書籍の評価でも、逆のケースも多いように思う。つまり、「提灯」でスコアが高くなっているケースである。
 わたし自身は、「提灯記事」を学生に指示したことはこれまではない。ただし、周囲の先生たちの話を総合すると、大学院生に、自身の著作でネットに良い評価(提灯スコア)を書きこむように指令して、反発を食らった経験があるという話も聞く。

 どっちもどっちだと思うが、テロリストからは攻撃を受けたくなかったなあ。わたしに何か恨みでもあるのだろうか?
 ちなみに、わたしは、評価点(★)が2点以下の場合は、ブログやアマゾンの書評にはアップしない。なぜならば、営業妨害になると思うからだ。むかしは、そのように評価をアップしたこともあったが、若気のいたりである。
 ふつうは自分の胸にしまっておくのが、紳士というものである。あるいは、武士の情けという言葉もある。(笑)