マラソン用のコンタクトレンズを、ワンデー仕様(使い捨て)に変えました

 5日ぶりで軽く走った。近くのジムで3KMである。静養したので、左ひざと右足の痛みは消えている。かすかに筋肉疲労が残って、太ももが重たい。明日の「たまがわクリーン(10KM)」は、予定通りに走るつもりである。



 先週からコンタクトレンズを、使い捨て(ワンデータイプ)に変えている。もともとが、遠近両用のソフトコンタクトだった。今まで使ってきたコンタクトレンズが年季(3年目)が入ってきていたのと、そもそも消毒が面倒くさくなってきていた。 
 最初に作った7年前からは、この分野ではずいぶんと技術開発が進んでいるようだ。当時は、ワンデータイプで遠近両用は発売されていなかった。あったのかもしれないが、そのときは遠近両用のものを選ぶことがなかった。高かったか、タイプが固定されていたからだろう。
 今回、コンタクトレンズやさんで観たら、ずいぶんとたくさんメーカーが作っていることがわかった。J&J、ボシュロム、CIBA VISION(わたしの製品)。
 ただし、わたしが予約したタイプのもの(ディリーズ・プログレッシブ:CIBA)は、注文しないといけなかった。店頭に在庫はなかった。3日待ちだった。このタイプのものは、まだ利用者がそれほど多くはないのだろう。

 マラソンに関連したことでは、再検査をしてレンズの度数をきちんと合わせたので、走りやすくなった。風景がくっきりと眺められるのだ。継続使用してきたものは、左右の度数が大幅に違っていた。チンバにも関わらず、しばしば左右の装着を間違えていた。かなりのおっちょこちょいなのだ。
 左右を間違えると、まったく変な景色になる。それどころか、目がごろごろして走る気を失ってしまう。今回は、視力検査で、左右がほとんど同じことが判明した。左右を気にすることがなくなったので、そんなことは二度と起こらないだろう。これも、レンズを交換したメリットである。
 ソフトコンタクトは、ふだんは使用していない。練習で走るときも、ジョンレノンがかけていた形とまったく同じ、スチールのフレームメガネである。ゴールドが近視用、近くを見る老眼鏡はシルバーである。金銀で別々のめがねをかけている。
 いっそのこと、この機会に、デザインの異なるメガネに変えてみようかしら。4000円均一、あるいは、6000円ワンプライスで、フレーム付レンズもある。TGC、Zoffなど。

 思えば、メガネフレーム(レンズ)、コンタクト、ファストファッション、PB商品、ヘアカット、100円ショップ。劇的な価格破壊が起こったために、わたしたちの生活は大きく変わっている。便利で安くなった製品カテゴリーである。
 だから、どうして、通信(携帯電話)やゲームの世界で、これが起こらないか不思議である。日常でこれだけ依存度が高い分野に、グローバルに見ても強烈な価格破壊者が出現しない。付加価値メーカーばかりである。サービス業者もそうである。

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 実は、お昼から、桜井多恵子さんの近著『チェーンストアの衣料改革』ダイヤモンド社(2012年4月刊)を読んでいた。2008年に出版した彼女が書いた『ベーシック・アパレル』を改題して、2章分を加えて書き直したものである。
 衣料品の価格破壊がどのようにロジックから進行してきたのかを、解説した書籍である。欧米のDSたファストファッションがモデルになっている。日本では、ユニクロよりも、西松屋としまむらが評価されている。
 それでも、まだまだ、日本人の生活に必要とされる、良質なふだん着が売られてはいない。その隙間(桜井さん風には「空白地帯」)を埋める作業が必要である。GMS(総合スーパーの衣料品部門)にそれを期待するのは、かなりむずかしいのではないだろうか?
 桜井さんに本音を聞いてみたいものだ。書評は、いずれ、『経営情報』に掲載される。