Day Watch

米沢からは、山形新幹線のつばさ号だった。大宮駅で乗り換え、長野新幹線あさま号で佐久平に向かっている。連日の長距離移動である。３日連続、６００～７００キロの移動であるだ。いまさっき、つばさ号の中で、サプライズがあった。

「わー～、きれい！」。貸し切りの露天風呂から歓声が聞こえる。女の子たち４人が、見上げた空に横たわる天の川に感激してあげた声だ。激しい雨音のような滝の音が、窓の下から上がってくる。学生達６人と、米沢から車で１時間ほどの山の中にいる。

盛岡に向かう新幹線の中で、このblogを書いている。東京発１７時２８分、盛岡着２０時１７分のはやて号の中から。いままで２時間をかけて、院生達３０人分の最終レポートを採点していた。採点というよりは、あなたたちが書いてくれた提案や意見を読ませて...

明日（３日）は、大学院の募集セミナーのために、一時的に帰国する。セミナーで挨拶をして、ブランド論の模擬授業を４０分。そのあとは、そのまま、夕方には新幹線で東北地方に遠征する。盛岡経由、米沢行きである。

本日から丸山さんが復帰している。朝の担当は、小林さんだった、丸山さんの娘さんくらいの若い女の子である。ふたりに年齢はたずねていないが。たぶん、親子くらいの差だと思う。

埼玉日販の秋の重点商品に決まったことで、拙著『しまむらとヤオコー』が3千部増刷されることになった。ネットの販売は、落ち着いてきているが、県内書店での展開によっては、6刷りもありそうだ。

中棚荘の別邸、はりこし亭は、水曜日が休みになる。主任の丸山さん（旧姓、福尾！さん）も、本日は休養日である。どなたが、わたしの夕食のお世話をしてくれるのだろうか。不安のままに、夕方を迎えた。

宿の方に手伝ってもらい、「しろがね」を引き払って、「藤村」に荷物を運んでいた。めずらしく、部屋置きの電話が鳴った。フロントからだった。「福尾様が、お二人でお見えです」。約束はしていなかったよな。わたしは、一瞬「？」

第二弾のＩＭセミナーが、今週の土曜日（9月3日）に実施される。わたしは、挨拶と模擬授業で東京に戻る。第1部は、「ブランド戦略の実際」を模擬授業形式で行う。第2部は、MBA特別プログラム」（中小企業診断士養成）の説明会を企画している。

中棚荘は、わたしが来た頃に比べると、日が暮れるのだが早くなった気がする。あきあかね（赤とんぼ）が、たんぼの周りを飛びはじめた。信州小諸は、秋の風が吹いている。