日々の活動記録

Day Watch

「小川町物語:食品スーパー・ヤオコー(2)」

<小商圏ドミナント戦略>  学生調査班の評価は、「こんなちんまりした店で、大丈夫かな?」であった。川野社長によると、児玉店は売り場面積が約200坪。母親トモ(現会長)が父親の荘輔が亡くなった後に、八百屋をスーパーに業態転換してから7店舗目の...
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小川町物語「スーパー・ヤオコー」(1)

人口わずか1万2千人の小さな町から、特定分野で日本を代表する2つの企業が生まれている。関東平野にあるその町は、埼玉県比企郡小川町。東証一部上場企業となったふたつの企業とは、食品スーパーの「ヤオコー」(関東近県に59店舗、売上高約1000億円...
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オーガニックスーパーのチェーン展開を可能にする条件が日本でも整いつつある

オーガニック食品(とくに野菜)は、「生協」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼうや」など、一部の直販型流通業者が特別なチャネルで販売する商品と見られてきた。したがって、大きなマーケットがあるとは一般にはみなされていない。
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商取引における匿名性とプライバシー保護: 市場取引システムは挑戦を受けている

狂牛病騒ぎとNY貿易センタービルの同時爆破テロ事件とは、根が同じである。商品とお金という違いはあるが、ふたつの事件を発生させた基礎条件は酷似している。
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禁忌を売る: タブーのマーケティング

本日のDWは懺悔になる。編集者に出版を約束していながら、いまだに作品が日の目をみていない本が10冊ほどある。途中まで完成しているのや、たった1章だけが書き上がっているものもある。
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「京都文化の産業的な基礎: メンテナンス・ビジネスとしての伝統産業」

先週の火曜日(11月13日)、京都商工会議所の招きで「老舗ブランドの経営と京都文化」という演題で講演をさせていただいた。紅葉のシーズンに京都に招待いただき、この上もない幸運だったと感謝している。当日の午前中、おかげさまで、紅葉が美しい東福寺...
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ローテク3F(スリーエフ)産業の実力(再録)

ちょうど一年前に、日経産業消費研究所(現在、日経岐阜支局長の雨宮秀雄氏)からの依頼で、『消費&マーケティング』に巻頭コラムを書かせていただいた。ローテク産業の強みを強調した短い文章である。
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25+25+25=75:人生3分割論

明日(10月23日)、筆者はめでたく50歳の誕生日を迎えることになる。これだけ長く生きてきたのだから、堂々と自己主張をしていいのではないか。そう思って、以下のような宣言をすることにした。
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切り花を「日持ち保証」して販売する

昨年5月18日に設立し、筆者が会長を務めているJFMAで、先週から「花の鮮度保証販売実験」を行っている。無印良品の子会社(花良)の3店舗で販売している花には、7日間の日持ち保証がついている。枯れたら返品を受け付けるという販売方法である。以下...
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食と住まいの原風景

サントリーで「プロント」(昼はカフェで夜はバーに変身する「2毛作経営」)を立ち上げた、本名正二部長(現・花事業部長)と先月昼食をご一緒した。