痴漢電車談義、、、阪急電車で、昼間に女性専用車両に乗る → 関西のおばさんに注意を促される

 昨日のことである。阪急の石橋駅から梅田行きの電車に乗り、十三駅で乗り換えた。京都まで戻るためである。高槻付近で席が空いたので座った。ところが、隣に座っている品のよさそうなおばさんに、「この車両は、女性専用です」と注意を促された。えつ?昼間、女性専用車両なんてあるの?



 驚くべきことに、阪急電車では昼間の女性専用車両が存在するのだった。隣の車両に移ってことなき(?)を得たのだが、「なんでわたしが、こんなに恥をかかなければいけないのか」とやや憤慨することに。そのむかし、混雑している総武線で、痴漢行為を疑われて、濡れ衣を着せられたことがある。大いなる屈辱、、、
 東京でも、都営地下鉄などでは、朝9時までは先頭車両が女性専用になる路線もある。混雑している朝の車両では痴漢行為が多いからだろう。納得ではあるが、しかし、
 知り合いの女性が調べてくれたところによると、やはり阪急電車は、平日の昼間も女性専用車を用意してくれていた。がらがらの電車で、昼の痴漢行為ってあるんだろうか? みなさん見てるのに、、、

 というわけで、帰りの新幹線からは、知り合いの女性連中に、昼間の阪急電車(女性専用車両)についてメールで意見を聞いてみた。ところが、女性専用車両についてよりも、メールのやり取りは、彼女たち自身の「痴漢体験の発表会」になってしまった。
 女性の皆さんはどうだろうか? 某先生の分析によると、「痴漢行為は、①車両の密度(混雑度に比例)と②停車駅の間隔(長いほうが頻発)による」との結論に達した。その点でいえば、関東での「最強路線」は、埼京線(埼玉女子から、同調意見あり)。関西では、御堂筋線だそうだ(元N女子大在籍者など複数の経験者)。
 診断士ママのHさん(ベッピンさん)によると、「痴漢は日本全国に分布していますが、田舎は痴漢が少ないような気がします。私も高校1年生の時、ひとりで大阪の電車に乗って痴漢にあいました。いまは痴漢にあいません、笑」。
 御堂筋線はやはり怖いようです。「(御堂筋線は、)とくに特急電車は20年前は、梅田、十三の次は大宮まで停車しなかったです」(関西出身の女子営業マネジャーさん)。

 ところで、話を元に戻すが、阪急電車はなぜ昼間にも女性専用車両を残しているのだろう?わたしが乗った京都河原町行きの車両も、ほぼ全員がすわれる状態だった。がらがらに近かったのに、それでも女性に開放するのはいかがなものだろうか。こだわりなんだろうな。
 やはり宝塚歌劇団の存在(小林一族の誇り)なのでは?と思ってしまった。シートの柔らかさといい、阪急は女性にやさしいのだろう。レディーファーストの理念、お嬢様文化が徹底しているから。
 「阪急電車に乗ると、ほっとするのですよ」とは、大阪から東京に移ってきた元花店の店長さんの感想でした。わたしとの打ち合わせのまえに、ひさびさに近鉄電車に乗って奈良まで行ってきた後のことでした。

 <追記#1>
 当たり前ですが、痴漢は犯罪ですよ!

 <追記#2>
 この話を研究室でしたところ、「先生、そのおばちゃんに”わたし女性です!”と切り返してみたら」とのアドバイスをいただいた。アシスタントの青木(恭子)の提案である。そうか、その手があったか。わたしはしばしば、周りの女性たちから「中性的」といわれている。女子会に男がひとり混じっていても、「違和感がない(おばちゃん的!)」と言われている。
 別の表現をすると、「危なくない」とも。男としては、あまりうれしくはないぞ。でも、子供のころからお姉さんたちに囲まれて生きてきたから、まあ仕方がないかな。
 だから、女性専用車両に乗る資格があるのは、LGBTばかりではないだろう。次回、阪急電車に乗ったら、本当にやってみようか。どんな反応をされるだろう。