昨夜は、かみさんと大論争になった。「ふつうの”のり弁”ってどんな?」が争点だった。35年近く一緒にいても、生まれと育ちがちがっている。かくもふつうの食べものについて、理想のイメージや標準がちがっていたとは、、、
その話に行く前に、牛角@白井店で、わたしが冷えたビールを頼んだところから、小川家の夕食ははじまっていた。しかし、頼んだはずの「アサヒ・エクストラゴールド」がなかなか出てこない。やっと来たと思ったら、今度はすずのマグカップが全然冷えていない。
やり直してもらって、再度きたカップは、これが前とおなじで冷えていない。若い店員さんいわく。「中は冷えてますよ」と弁解(苦笑)。わたしは激怒して、「中のビールは当然だ。キンキンに冷やしてある、汗をかいたマグでビールを飲みたいの!」
元ゼミ生に、アサヒの営業マンがいたよな。これでは、アサヒビールが可哀そうだ。手の施しようのないバカ店員を後にして、ふたりしてそのまま店を出た。「ちゃんとやりなさいね」と、かみさんが最後にレジ係にひとこと。
牛角の白井店は、アルバイトの教育がなっていない。仕方がない。牛角もビジネスの前途は多難のようだ。フードビジネスは、教育システムが崩れたらおしまいだ。
さて、本題に入る。
帰宅後に、その辺にある材料で、わたしたちは飲み直しをはじめた。で、なにかのきっかけで、のり弁の話題になった。そして、わたしとかみさんが考える「のり弁」のスタンダードが、かなりちがっていることにおどろいた。
ちょっと詳しく説明していく。みなさんの家庭はどうだろうか?
(質問1)「のり弁は、単層か二層か?」
わたしにとって、のり弁は単層だ。つまり、海苔は表層に敷いてあるだけ。ご飯の中にカツオ(こぶの佃煮でもOK)がまぶしてはあるのはOKだが、海苔そのものはいちばん上に敷いてあるだけ。かみさんにとって、のり弁は2層が標準だそうだ。
(質問2)「海苔は、板海苔か?きざみ海苔か?」
わたしにとって、板海苔が基本。それ以外は考えれない。かみさんは、それ(板海苔)だとかみ切れなくて食べにくい。できれば、ばら海苔を好む。
*解説:いま奥様は歯が痛いので、噛みきれない素材は避けたいのかもしれない。治ったらオピニオンが変わるかも、、
(質問3)「海苔には味がついている?」
味付け海苔は、NGだそうです。韓国のりも、当然ながらNG。シンプルな「きざみ海苔」であることにこだわりがあるようです。わたしはといえば、どっちもOKです。
(質問4)「中に入っている具材は?」
具の主役は、やはり紅鮭らしい(かみさん)。わたしは、白身魚のフライかちくわのフライです。おしんこは、たくわんのイメージ。カブ漬けも許容範囲です。
解説:わたしは長らく、大学院前の「ほっともっと」を愛用している。なので、どうやらほっともっとののり弁に引っ張られているらしい。
(質問5)「のり弁は貧しい生活?豊かさの象徴?」
田舎でのわたしは、のり弁にはあまりいい思い出がない。お米以外に食べるものがないときや、おにぎりの延長線上に、のり弁はある。かみさんは、海苔の中に、いろんな贅沢な具材を忍ばせて、それらを隠してたべるものらしい。お宝さがし?
その他、のり弁の形は、地方によって形がちがうらしい。そのあと、酔っぱらって日本全国にメールを出したら、いろんなことがわかった。「全国のり弁マップ」を作成しますかね。バカみたい。そろそろ仕事に出かけねば、、、