来週(1月23日~)、JFMAのトレンドツアーで欧州に行く。ヨーロッパの花事情を視察する旅行である。定点観測の旅なのだが、今年は、チェコを旅程に入れることにした。はじめてのプラハである。プラハのあとは、いつものように、パリとデュッセルドルフへ移動する。
JFMAの欧州旅行では、2012年がポーランド、2013年はロシアに行った。今年(2014年)については、チェコを訪問国に入れてみた。それぞれが隣国ではあるが、ちょっとずつ花の使い方が異なる。その違いをみるのが、なかなかおもしろい。
今回のチェコ訪問には特別な思いがある。いつかチェコに行ってみたいと思っていた。それは、学生たちがチェコ料理の店とコレボレーションをしていたからである。4年前のことである(2010年1月)。
東京原宿に「ANO」(あの)というチェコ料理の店があった。いまは、別の場所に移転しているはずだが、2010年当時は、「オルタナ」の森摂編集長が経営している店だった。
森さんは筆は立つが、あまり経営のセンスがよろしくない。広いスペースを借りたのはよいのだが、店の経営では苦戦をしていた。その当時でも、ANOは日本では唯一のチェコ料理の店だった。料理もおいしいので、もう少し何とかならないかと思った。小川ゼミとして協力を申し出た。
ブランボラークの販売は、フィールドワークとして取り上げたものである。森編集長とチェコ人の女性店長さん(名前を忘れてしまった!)との話し合いで、学生たちがチェコ風お好み焼きの「ブランボラーク」のプロモーションを企画することになった。販売する場所は、青山と浅草である。しかも、軒先を借りての屋台での販売である。
「軒下.com」(そういえば、コンタクトがあった)から場所を借り、女性のゼミ生が保健所の販売許可をとった。屋台は、自動車のレンタル会社から借りてきた。ブランボラークの中身のじゃがいもについては、キリンの子会社「ジャビコバ社」から「シンシア」というジャガイモの提供を協力していただいた。フラワーバレンタインWTのリーダーをしている小川典子さんが、当時はジャビコバでジャガイモを売っていた。なつかしい!!
ブランボラークの販売(二日間)は、国連大学前ではよく売れたが、浅草ではからっきしダメだった。小川さんからは、「浅草あたりの人たちって、チェコ料理に興味を示すかしら?」と疑問を出された。観光客も住民も、典子さんの予想通り、あまり興味を示さなかった。結果は「討死」である。国連大学前の利益が浅草で吹き飛んだ。
というわけで、結果は赤黒トントンだったのだが、学生たちが作ったブランボラークそのものは、わたしにはかなりおいしかった。本場のチェコ人の指導もあったからだろうと思う。
そういえば、一緒にチェコビールを販売していた。いまは米国のブランドであるが、「バイワーザー」はチェコ発祥のビールだったはずだ。「ブドバーザー?」とかみたいな発音をしていた。
旅程の中で、元祖バドワイザーも飲んでみたい。本物のブランボラークとチェコビール。楽しみである。
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<2014年JFMA欧州トレンドツアー>
*旅程表を添付する。
わたしだけ、旅団を離れて29日に帰国(インテージの研究会のため)
1/23(木)
成田11:40 KL862 空路:アムステルダム経由、プラハへ
アムステルダム着15:15
アムステルダム発21:05 KL1359
プラハ着22:35 着後:ホテルへ ≪プラハ泊≫
1/24(金)
プラハ滞在専用バス午前:花店、量販店 訪問
午後:花店、量販店 訪問 ≪プラハ泊≫
1/25(土)
専用バス午前:花店、量販店 訪問
プラハ発15:50 AF1983 空路:パリへ
パリ着17:35 専用バス着後:ホテルへ ≪パリ泊≫
1/26(日)
パリ滞在専用バス午前:Maison et Objet 見学
午後:花店、量販店 訪問 ≪パリ泊≫
1/27(月)
パリ滞在専用バス午前:花店、量販店 訪問
パリ発18:45 AF1006 空路:デュッセルドルフへ
デュッセルドルフ19:55 専用バス着後:ホテルへ ≪デュッセルドルフ泊≫
1/28(火)
デュッセルドルフ専用バス午前:IPMエッセン 見学
~エッセン午後:花店、量販店 訪問
~デュッセルドルフ ≪デュッセルドルフ泊≫
1/29(水)
午前専用バス陸路:デュッセルドルフ空港へ
デュッセルドルフ11:30 KL1856 空路:アムステルダム経由、帰国の途へ
アムステルダム着12:30
アムステルダム発14:25 KL861 ≪機内泊≫
1/30(木)
成田着09:30 着後:通関後、解散