4月24日に、参考人として国会(経済産業委員会)で話す機会を得た。意見陳述のライブはインターネットで見ることができる。操作方法は、「衆議院インターネット審議中継」にアクセスし、カレンダーから「4月24日」をクリックする。「経済産業委員会」を選択して、「小川参考人」と「議員質問者6人」の部分を視聴できる。
委員会で意見陳述したときの、わたしが感じた審議会の印象である。簡単に述べる。
1 議会の「印象」
議員たちは意外にまじめに審議をしている。驚きだった。
2 審議中、宿題(本を読むこと)をしている議員がいた(原子力関係の元大臣)
3 参考人は、異常なくらいに丁寧に扱ってもらえる(別館までタクシーで案内してくれた)。
4 参考人としての「発言意図」
国会議員と官僚(経済産業省)に自分と花業界を売り込む絶好の機会だった。ライブ中継までしてもらえたことに感謝。
5 質問者に対する「配慮」
順番が後ろの方の質問者(維新やみんなの党の議員)は、他の議員が先に参考人に質問してしまっているので、質問することがなくなることがあるらしい。弱小政党は不利になる。そのことを見込んで、わたしは当日配布したレジュメ(A4、1枚)に書いてあることは、10分間の陳述時にはすべて説明しないようにした。要するに、「もっと詳しく話してください」と追加で質問が来るように、最初の陳述ではわざと”はしょって”説明しておいた。この配慮は、維新とみんなの党の若い議員を少なからず助けることになったと思う。一般の講演や授業のテクニックと同じだった。
6 「ユーモア」
質問への対応では、最後のほうで3回ほど「笑い」をとった。そのうちの二回は、狙って笑いをとりに行ったものである。だいたい、大学の授業でもそうなのだが、2時間の審議は長い。けっこう緊張感もしているので、だんだんと集中力を失って疲れてくる。笑いは、わたしからの議員と官僚のみなさんへの「サービス」である。
7 「話し方のテクニック」
質疑応答には、科学的・アカデミックに応えるように心がけた。たとえば、ご覧になっていただくとわかるが、わたしの答弁は、数字やデータを用いている。そして、理論的な観点から説明するようにした。これは、つぎにわたしに「仕事」が回って来るようにという配慮からである(笑い)。
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当日のタイムスケジュールは、以下の通りになっていました。実際は時間はややずれていますが。
「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正に関する特別措置法案」(4月24日の審議) 「*」でわたし(小川)が出てきます。
・政府に対する質疑(3時間)
近藤洋介君 民主 1時間 10:00~11:00
丸山穂高君 維新 35分 11:00~11:35
木下智彦君 維新 30分 11:35~12:05
休憩
三谷英弘君 みんな 30分 13:00~13:30
塩川鉄也君 共産 25分 13:30~13:55
休憩
・参考人の意見陳述(30分)
立教大学名誉教授
舟田正之君 10分 15:00~15:10
法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授
小川孔輔君 10分 15:10~15:20 *
日本税理士会連合会常務理事・調査研究部長
上西左大信君 10分 15:20~15:30
・参考人に対する質疑(1時間30分)
武村展英君 自民 15分 15:30~15:45 *
江田康幸君 公明 15分 15:45~16:00 *
岸本周平君 民主 15分 16:00~16:15 *
今井雅人君 維新 15分 16:15~16:30 *
三谷英弘君 みんな15分 16:30~16:45 *
塩川鉄也君 共産 15分 16:45~17:00 *