事実の記録に徹する(菅家博昭さんの表現スタイル)

 昨日(12日)、ひさしぶりで上京した菅家さん(JFMA理事)と話すことができた。前日(11日)、菅家さんのブログ(記憶の森を歩く)をチェックしていた。そこから、なにわ花市場顧問の宇田明先生(JFMA顧問)のコラムについて知った(エコマムなど)。

 菅家さんは、法政大学のJFMAセミナーに参加するために上京していた。講師のひとり、三和陸運の井上専務に、九州までの帰り便で関西地区の市場などへ昭和村のカスミソウを運んでもらっている。
 話題はそのことではなく、菅家さんと松島さん(MPS社長)のブログの書き方になった。表参道の「こころ庭」で、イブニングセミナーを開催していた夜席でのことである。

 以下に示すように(3月13日の菅家ブログ)、菅家さんの「記憶の森を歩く」では、淡々と事実が記録されいる。それに対して、松島さんのブログは、対象に対する感想や自分のいまの気持ちが入ってくる。
 MPSの社長としての立場があるので、株主の菅家さんからは、松島ブログがきびしくチェックを受ける。「(菅家さんから、)ときどき削除命令が来る!」(松島さん)。
 もっとも、松島ブログは、JFMAやMPS関係者がよく見ているので、事務局の和田(幸恵)さんからも検閲を受けているらしい。単なるうわさかもしれないが、愛されている証拠ではある。
 
 菅家さんのスタイルは、ブログとしてはめずらしいほうだろう。
 事実だけをブログで記録するのは、けっこうつらい作業ではないかと思う。わたしなどは、コメントと感想のオンパレードである。松島さんのように、わたしも、年に数回は「削除命令」を受ける。
 その理由は、松島さんとは異なっている。その多くは、「意見の滑りすぎ」「事実の間違い」「プライバシーの侵害」「掲載の早すぎ」の4点に絞られる。いつも素直に削除要求を受け入れている。
 余計な抵抗は金輪際しない。論争などは時間の無駄である。個人ブログである。

 さて、菅家さんの昨日のブログを読んでほしい。事実が淡々と連ねられている。関連の部分をクリックすると、他のブログやHPに飛んでいく。他者のリファレンスのために、自分の記録のために、図書館を運営するように、ブログを書いている。
 わたしも、そのように記録倉庫を作っているつもりなのだが、菅家さんのように客観的にデータを編集できない。余計な感情が入るし、ついつい意見を言いたくなってしまうからである。

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「記憶の森を歩く2013」
(奥会津昭和村大岐ohmata・かすみ草農家:菅家博昭ウェブサイト)
 
2013年3月13日 (水)

「円空、牧野、JFMA」

■2013年3月13日(水)

 本日午前は大田市場花き部を訪問(中央花き等)。

   昭和村では雪入れ作業。夏のかすみ草の予冷のエネルギー → 本名敬君

■12日は午後、JFMAセミナー、理事会等に出席。

 午前、日本の首都で開催されている2つの博物館企画展を見た。

 東京国立博物館で4月7日まで開催されている特別展「飛騨の円空」。

 国立科学博物館で3月17日まで開催されている高知県出身の「植物学者 牧野富太郎の足跡と今」

 風は冷たく、耳など寒い。