米国でも「国産の花」の認証がはじまる(HortiBizから)

 国産の切り花が米国内から消えてほぼ20年になる。コロンビアやエクアドルが米国産を代替したのだが、それでもカリフォルニアなどには、球根切り花の生産者や一部のバラ生産者がしぶとく生き残っている。そして、ブランディングの新しい手法として、国産を前面に出す動きが始まった。



 「米国産の花で新しいブランディングを」(US-grown flowers to feature new branding)というタイトルの記事が、HortiBiz(2014年7月16日号)に掲載されている。短い記事なので、そのまま引用する。記事の中にあまり詳しい情報はないが、米国産切り花の80%は、いまでもカリフォルニア産であることがわかる。
 われわれが実施した日本での調査では、「国産の花」を支持する消費者は、野菜の3分の一だった(約20%)。プレミアム価値はそれほど高くはなかった。
 米国では、花や緑で「国産」が効果を持つのだろうか?「バイ・アメリカン運動」(アメリカ製品を購入せよ)というのは、グローバリゼーションをよしとする米国人らしくない発想だと思うが、さて、いまどきの米国人はその考え方を変えるだろうか?

 Flowers grown in the United States may now be labeled as “Certified American Grown Flowers.” Participating growers say the new brand unites flower farmers across the U.S., and encourages wholesalers and retailers to support local, American-grown flowers and greens. The certification guarantees flowers were grown domestically and identifies the origin of the product. California accounts for almost 80 percent of American-grown cut flower sales. 12:50 – Wed 16/07/2014 Bron: The Porterville Recorder