5年間で約9%が利用停止(メールアドレスのデータ更新)

 5年に一回、メールアドレスの更新作業を行っている。BCC(アドレス秘匿の同報)で、一斉に同じメールを配信する。今年は、約1000件(一人に複数送信もあり)、以下のような短いメールを同時に送ってみた。戻ってくれば、そのアドレスは使用されていないことがわかる。「あけまして、、」と伝えながら、メインテナンス作業ができる。今回の「未送信率」は、9.1%であった。


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ふだんから交流のある皆様へ
 
 あけましておめでとうございます。
 皆様には、 
 静かなお正月を迎えられていることと存じます。
 
 さて、わたし(小川)は、本年3月31日をもちまして、
 33年間勤務してきた経営学部を離れ、4月からは、経営大学院
 イノベーションマネジメント研究科に移籍することになりました。
 昨年10月にすでに、研究室がボアソナードタワー18階から、
 経営大学院(新一口坂校舎6階30号室)に移っています。
 東京タワーとレインボー・ブリッジのライトアップを見下ろせる部屋から、
 靖国神社の緑深い森が眺められる場所への移動です。
 どちらの借景も素敵です。
 
 なお、住所、電話番号、メールアドレスは、これまでと変更がありません。
 2010年、今年もよろしくお願いします。
 
小川(孔輔)より
 2010年1月3日@自宅
 
 *このメールは、誠に勝手ながら、2000年から10年間で、
  わたし(小川)と、個人的に、あるいはお仕事で交流が
  あった方のPC/携帯アドレスに送らせていただいています。
  とくに、お返事を求めているわけではありません。

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 このメールを出したのが、午後16時ごろである。現在18時半少し前。これまで2時間で、4人の方からお返事をいただいた。たまたま、PCの前に座っているか、携帯に向っていて、わたしのメールに気づいた方たちである。外資系企業の方が4人と、ひとりの大学人からは、「不在通知」が返送されてきた。自動返信である。
 さて、わたしのメールアドレス(ニフティ)には、約1000人が登録されている。これ以上は、リストを増やせないので、ときどき削除作業をしている。が、今回は、死んだ(アクティブでない)アドレスをメンテナンスすることにした。簡単な挨拶状を送ってチェックしたわけである。
 その結果、91通が<お届けできません!(Undelivered)>と通知された(1月4日午後4時現在)。内訳を紹介する。最終的に更新をしたのが5年前である。常に1000件弱は、アドレスとしてのリスト登録されている。

C1 相手方の退職と職場異動によるもの    49件
   * 目の子で、約7割が退職(出向)によるものである
    実は、エリート社員ほど転職率(出向を含む)が高い 
C2 アドレスの使用中止(と推測できるもの)  21件
   * ニフティとヤフーがほとんどでした!
C3 ドメインの消失(と推測できるもの)     13件
   * 会社や部門が消えてしまったものが半分
C4 携帯の使用中止またはアドレス名の変更  8件
   * 携帯の登録が少ないので、本当はもっと頻繁だろう

 以上、合計91件の(PC・携帯)アドレスに到達できず。わたしの側の問題とも考えられる。というのは、ときどきメールが届いているのに、”Undelivered!”が表示されることがあるから。いずにしても、5年で約9%のアドレスが、使用停止か名称変更になるということだ。

 年賀状のラベル印刷していたときのことである。昨年の暮れ、差し出す必要がなくなった相手先がずいぶんと増えたことを知って愕然とした。同年代の忌野清志郎(病死)や加藤和彦(うつ病による自殺)が、去年はなくなっている。横浜国立大にいた青山護くんや大塚英作くんが逝ったのはかなり昔と思っていた。周りに「さよなら」を言う人が増えてきている。
 自分のメールアドレスは、いつまで健在なのだろうか? このHPが停止する日を考えてみる。物事に永遠はない。