ビリヤードを日本でメジャースポーツに!

学生調査班に同行して、北上尾駅の「セスパ」(セントラル・スポーツ・パーク)に行った。昨年度の「イオン守谷」に続いて、徳永奈美社長(㈱アクア)のご好意で、アミューズメント施設の調査を実施させてもらっている。小雨まじりで昨晩はやや肌寒かった。学生チームが7人、ビリヤードのキュー・メーカーとして世界的に有名な「㈱アダム」の高平陸生社長も、わざわざ狭山市から説明に来られていた。


「セスパ」は、JR高崎線の北上尾駅から歩いて5分のところにある。施設の敷地は、県立上尾高校の隣。ビリヤード場やダーツ場を中心に、バッティングセンター、フットサル場、卓球場などの施設を組み合わせたアミューズメント施設である。雨にもかかわらず、土曜日の夜で混雑していた。昼間は徒歩客、夕方からは車客が多いという。平日が朝3時まで、金曜・土曜と祝前日は、朝5時までの営業である。
 施設の中に居ると、なんだかわくわくしてくる。久しぶりのバッティングセンター、35年ぶりのビリヤードを楽しませてもらった。それはいいとして・・・、徳永社長は、日本ビリヤード協会埼玉支部理事長、高平社長は、日本ビリヤード協会(本部:東京赤坂)の理事である。
 おふたりの夢は、ビリヤードをスポーツ競技としてメジャーにすることである。6年前の埼玉国体で、ビリヤードがデモンスレーション競技になったが、その後も日本のビリヤード競技人口は増えていない。むしろ閉店するビリヤード場が増えているくらいである。
 ところが、お隣の韓国では、高平さんのキューが日本の数倍売れている。ビリヤード場も町の角々にある(韓国には何度も行っているが、気がつかなかった!)。最盛期には4万軒、いまでも2万軒のビリヤード場が韓国にはあるらしい。台湾やフィリピンでもビリヤードは盛んである。フィリピンではビリヤードが国技になっている。
学生たちに与えられた第一課題は、「ビリヤードをメジャースポーツにするためにどうしたらよいのか?」である。第二課題が、「セスパ・ビリヤード場の改善計画」である。
 「セスパ」は、埼玉地区では成功している施設である。しかし、ベースとなるプレイ人口を増やして、子供や女性までもが楽しめるようなビリヤード場にするために、まだやるべきことはたくさんありそうだ。
 ちなみに、アクアのアミューズメント施設は、東大宮と鴻巣にもある。鴻巣には、クラブも併設されている。昨日は、ビリヤードに夢中になってしまい、セスパ前の「くら寿司」で足が止まってしまった。次回は、是非とも鴻巣まで足を伸ばしてみたい。それよりなにより、北上尾のセスパで、もっとゆっくりとビリヤードを楽しんでみたい。
 次回は車で行って、朝までダーツとビリヤード三昧。これは、本心である。